社会問題小説・評論板

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水の死骸
日時: 2017/10/25 22:17
名前: 水星の女 (ID: SkZASf/Y)

美少女になりたい。
雪の降る窓の外を暖炉のそばで眺め、結露した水滴を指でなぞる。
墨のような漆黒の艶髪。しっとり湿った白い肌。苺よりも真っ赤な唇。
願わぬ夢を馳せる。
人間でいることは疲れる。演技も続けられそうにない。
無垢な、美少女になりたい。
知識も、教養も、何も知らない少女になりたい。

Re: 水の死骸 ( No.1 )
日時: 2017/10/26 20:20
名前: 水星の女 (ID: SkZASf/Y)

成長することは罪ではない。しかし、女を知ることは罪だ。
この世は全てパロディで出来ている。蝋人形のような生き様。

金星の女へ

しばらく会っていませんね。お元気ですか。水星の女です。
水星では、つまらない顔をした水星人達が毎日毎日同じ仕事を繰り返しています。
一体、今は何回めの 今日 かも知らずに。そんな彼らが愛しくもあります。
ところで、宇宙の果てはどこだと考えていますか?
世界の果てってどこですか?
人間っているんですか?
私は何者ですか?

生き物の定義って、何でしょうか。今度話しましょう。

水星の女より

Re: 水の死骸 ( No.2 )
日時: 2017/10/27 22:15
名前: 水星の女 (ID: SkZASf/Y)

幸せとは取り繕うことかもしれない。たとえそれは真の幸せでなくとも。

今にも表情筋が壊れてしまいそうでも、必死に笑顔をつくるあの子と
遠い星に咲くたった一輪の花を眺め、無表情に嬉しむその子。

綺麗に見せるために吹き出物の上から化粧をするあの子と
何も塗らず、太陽に白い肌を照らすその子

どっちが幸せか。


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