社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

死ねない少女の自殺計画
日時: 2019/05/22 21:48
名前: cluster (ID: GbOqdb.J)

『今日は、どうやって死のうかな』

きぃ、きぃ、きぃ…
私は鞦韆ぶらんこの鎖を軋ませる。
「注射…は…駄目だな。銃は…駄目だ、銃刀法違反で捕まる…面倒臭いな」
きぃ、きぃ、きぃ…
私は手帳を捲って、日付の横の書き込みを確認する。
「そだ、首吊りだ…」
たん。
私は鞦韆から降りて、一度帰路につく。

私はある日『死ねない身体』になった。
私は、学校で嫌がらせを受けていて。所謂、典型的な『いじめ』というやつだ。
机にあった、テンプレートな落書き。
『死ね』。
私には、友達といえる人はいない。
親の目には、私の事は見えていない。
『死ね』か。
じゃあ、いっそ本当に死んでやろうと思って、包丁で自分の左胸を突き刺した。
そのまま私の意識は薄れ、目が覚めたら病院だったのだ。
私は学校の家庭科室の包丁を失敬し、そのまま其処で左胸を刺した為、たまたま私が倒れているのを発見したの教師が救急車を呼んだらしい。
死ねない身体。
そのまま聞くと素晴らしい事に聞こえるが、私にとっては言葉通りに生き地獄だ。

Re: 死ねない少女の自殺計画 ( No.1 )
日時: 2019/06/18 21:41
名前: cluster (ID: GbOqdb.J)

『首吊り』

私は天井から伸ばしたロープを首に掛ける。
踏み台を蹴り飛ばせばロープが締まり、私の首を締め付ける筈だ。
何時ものセーラー服、ハイソックスは履いたまま。
脱いだローファーの中に遺書を入れた。
1つ息を吸い、吐き出してから。
目を閉じて、踏み台を蹴り飛ばす。
予定通り、ロープは私の首を容赦無く締め付ける。
「う…ぐ…」
私の意識は、其処で途切れた。

「…嗚呼、やっぱり」
私が目覚め、まず目についたのが千切れたロープ。
また、失敗してしまった。
「明日、学校の屋上から飛び降りてやろう。彼奴の前で…」

Re: 死ねない少女の自殺計画 ( No.2 )
日時: 2019/06/17 14:09
名前: 友桃 ◆NsLg9LxcnY (ID: U7ARsfaj)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel1a/index.cgi?mode=view&no=10985

ここでははじめまして。雑談掲示板の方でお世話になってます、友桃(ともも)です。

作品読ませていただきました。
読んでいるうちに、主人公がどんな子なのか気になってきちゃいました……!
見た目とか性格とか。

セーター服と書いてあるので中学生か高校生の女の子かなと思ったのですが、その先は完全に妄想で補って読んでいて、私の中では、肩の長さくらいの黒髪の小柄な中学生の女の子設定になってます笑

どんな性格の子なのかも気になります。
「死にたい」と思ったり「もう死んでやろう」って投げやりな気持ちで思ったりしても、それを実行するのはすごくハードルが高いはずだと(個人的には)思うので、
それをさらっとやってのけてしまう主人公は、どういう子なんだろうと思いました。
もともとわりと思い切ったことをさらっとやるタイプの子なのか、今までいろんな経験の積み重ねでそうなったのか。
(いじめがあったことは書いてありますが、かなり省略されて書かれているので)

長文すみません^^;
更新頑張ってください!


Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。