社会問題小説・評論板

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忘れることは、恐ろしい。
日時: 2022/08/16 19:02
名前: ほのみん (ID: bGiPag13)

こんにちは。 
この小説は実際にあった出来事をもとに書いています。
「ハチャメチャ運営委員会★」などと並行して書いているので、更新は不定期です。

(すべての章に出てくる共通の人物)

鈴木美子すずきみこ・・小5。横浜に住む。霊が見える。しかしそれ故に霊に「成仏できないから助けてくれ」と相談されてしまう。

鈴木佳穂すずきかほ・・美子の母。実家は静岡にあったが、今は一緒に2世帯住宅で暮らしている。旧姓は藤田ふじた

鈴木涼介すずきりょうすけ・・美子の父。実家は岡山に。

Re: 忘れることは、恐ろしい。 ( No.1 )
日時: 2022/08/20 10:23
名前: ほのみん (ID: qEZ8hLzF)

(第一章 平和主義)(作成中)

「あっつ・・・」
夜中に目が覚めた美子は、水を飲もうと身体を起こそうとした。
しかし、固まったように動かない。
「はぁ・・・」
半分諦め気味の美子は自分の上に誰か乗っていると確信した。
「暑いからエアコン入れたいのに・・・」
これが金縛りだと理解するのには、寝ぼけていて少し時間がかかった。

「あのー暑いからエアコン入れたいので、どけていただけますか?」
美子は自分の上に乗っている誰か、つまり幽霊に話しかけた。
幽霊がどけてくれたので、エアコンをつけ、一回リビングへ水を飲みに行くと、また寝室に戻り、ベッドの上に座り込んだ。

「こんな夜中に失礼ですね〜。名前ぐらい言ったらどうです」
どうやら美子の上にいたのは昔兵士だったと思われる顔つきの比較的若い男性だ。
藤田雅人ふじたまさとって言います」
美子は引き出しからノートを出すと、メモをした。
現在時刻3:30。
このくらいの時刻に目が覚めると、美子はもう起きて、朝ごはんを食べてしまう。

「どういうご依頼ですか」
「成仏したいのと、それともう一つ目的があって」
「もう一つの目的?」
美子は興味を持った。
「あなたに会いたかったからです」
「は?」
「実はあなたの先祖です。あなたの母方の曾祖母の兄に当たります」
「ひいおばあちゃんのお兄さん・・・」
「つまり、僕からすると妹のひ孫です」
「なるほど。確かに母の旧姓は藤田です。相談内容は?なるべく短めにお願いします」
「成仏したいんです」
「お亡くなりになられてから、どのくらい時間が経っていますか」
「えっと・・1944年に死んだから・・76年かな」
「76年!?、その案件、お断りさせていただきます」
美子が今まで扱ってきた案件とはレベルが違いすぎる。
「ちょっと~、先祖に対してそれはなくない?」
「うっ・・・、しょうがないですね、続き聞いてもいいですか」
「あ、はい」
「年齢は?」
「19歳です」
「死因は?」
「戦争です」
「第二次世界大戦か・・・」
今日は、8月15日、終戦記念日。
ちょうどお盆の時期とも重なる。
戦争に関しては、多数の死者を出したということと、父方の自分の祖父が誕生日の関係でギリギリ兵士にならなくて済んだということしか知らない。

「でもなんで成仏できないんですか?」
美子は聞いた。
「それが分からないから来たんです!」
「あっ、そっか」
考えられるのは、戦争に対する未練。
「なんか未練あります?」
「え?」
と雅人。
「現代人の戦争に対する考え方とか」
「あー、それなら思い当たることも無くはないです」
「具体的に教えてください」

「ちょっと、テレビの番組表を見せてください」
美子は部屋のテレビをつけた。(音量は0)
「ゴールデンタイムの番組表見せて貰えますか」
ちょうど午後8時あたりが見えたところで、美子はリモコン操作をストップした。
「これです!」
「は?」
「ここに僕が気になる現代人の戦争に対する考え方が現れています」
「え?」
「番組表をよく見てください。どこのチャンネルも戦争に関する番組をやっていません!つまり戦争に関する意識が薄いってことです!」
「あ~、それが未練に繋がるってことですか」


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