社会問題小説・評論板

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不登校のリアルな世界
日時: 2022/10/21 16:49
名前: 詩音 (ID: RRcCqrrA)

初めまして、詩音です。
不登校を経験した人にしかわからない不登校の世界。辛いこと、嬉しいこと、人間関係などを私なりに書きました。
私の体験とオリジナルを混ぜてます。
下手くそですが、見ていただけると嬉しいです。



私は中学一年生の詩音。学校は行ってない。
学校に行かなくなったのは小学6年生の時から。5年生の時は普通に行けてたのに、ゴールデンウィーク明けくらいから急に朝起きれなくなった。
どれだけ早く寝ても起きられない。遅刻が増え、自分でも原因がわからなくて困っていた。

6年生になると同時に人間関係がガラッと変わった。5年生の時に絡んでくれていた、いわゆる陽キャラの麗華ちゃんと急に仲良くなって、麗華ちゃんの友達とも仲良くなった。陰キャを卒業して陽キャの仲間入り。異性の友達も増え、放課後遊びに行くことも多くなった。
だけど今まで陰キャだった私がすぐに溶け込めるわけがなく、無理することもしょっちゅうだった。人に合わせて、噂話をして。
それが少ししんどかった。
だけどようやく出来た友達を失いたくなかったから、自分を殺して笑っていた。

そんな時、体育の授業で怪我をした。血がぶわーっと出て痛かった。
だけど家に帰ると、血と共に自分の汚い物も一緒に流れた気がしてスッキリした。
それをお母さんに何気なく話すと病院に行こうと言われ、精神科?みたいなとこに連れて行かれた。
何を診断されたのかはわからない。だけど「心の病気じゃない可能性もあるから診てもらった方がいい」と医師に言われた。
次の日、地元の大きい病院に行き検査をしてもらった。
結果は『起立性調節障害』。簡単に言うと、朝起きれなくなったり、立ちくらみがしたりする病気。思春期の子なら誰でもなる可能性のある、珍しくない病気だった。

その後も朝起きれることがなくなってきて、昼からの登校が増えた。
だけどクラスの男の子に嫌な顔をされるのが嫌で、休みがちになった。
毎日制服に着替えて準備をして。でもやっぱり行けない。
結局お父さんが怖くて6月になる頃には普通に行っていた。無理して朝起きて頑張った。

その時に「いつメン」ができた。女子2人男子3人の仲良しグループ。夏休みもよく遊んでいた。
夏休み明け、初めは行っていたけどまた行けなくなった。
だけど徐々に行けるようになって、この時は普通だった。
冬休みが明けて、コロナの影響で選択でオンライン授業ができるようになったことを理由にオンライン、登校、休みを繰り返した。

2月くらいに麗華ちゃんが影で私の悪口を言っていたことを知って誰も信じられなくて、学校にはほぼ行かなかった。

中学に入学して、不登校を続けるばかりじゃダメだって思って毎日行ってたけど、結局1ヶ月も行けなかった。
悔しくて、悲しくて、自分のことなのに何もできなくて。毎日泣いた。勉強にも手をつけず、ひたすら泣いた。
親に支援教室を提案されたけど断った。支援教室って、結局学校じゃん。誰かと一緒に勉強するのが嫌。

たまに学校に行ってはクラスの人に理由をしつこく聞かれて、傷つく。
麗華ちゃんに優しくされて、でもまた裏切られるのが怖くて無視する。
先生の気遣いすらもしんどくて、プレッシャーで。
クラスのみんなが普通に喋ってるのを見て、私は普通じゃないんだって落ち込む。
誰も私のこと見てないってわかってるけど、誰かに見られてる気がして落ち着かない。
何も言わずに接してくれるのが一番楽。
友達はネッ友だけ。同じ不登校の子と通話したりしてる。

だけど、最近ようやく前向きになれた。
全く勉強してないけど、不登校でも医者になれると証明したい。少しずつ頑張れば不登校でもなりたい職業になれる。
学校に行かなくたって人生楽しめるって私が証明して、他の不登校の子の希望になりたい。

だから、今は自分なりに頑張っていこうと思います。


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