社会問題小説・評論板
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- 日時: 2023/01/09 19:13
- 名前: 紅葉 (ID: GzJPdjfy)
私は、吉川美奈、今日も無心にパソコンの画面に向き合う、その画面には娯楽がたくさん詰まっているがそれと同時に液晶から冷たい寒色の光が差し込んでくる。
「はぁ、」
少し気になったようにLINE画面を開いてみると暴言雑多が送られてきていた、
「私は何もしてないのになんで私はただインターネットに蔓延っている馬鹿どもを成敗しただけなのになんでねえ!」
私ことなんざ何にも分かりやしない奴らが送りつけてきた慰謝料等々、
「何もしてないのに支払うわけないじゃん!馬鹿みたい〜」
そう、笑いが止まらない
ピーンポーン
インターホンの音が私の声をかき消すようになる、うるさい。
「宅配便でーす」
宅配がそう、告げる
「…あの〜印鑑を…」
戸惑った顔で言う、だが私は宅配なんて頼んだ覚えがない
バッ
なにやら気になったので咄嗟に宅配の荷物を奪った。
ガチャ
「へえ…なにこれ…」
ドンドンっドンドンっ
宅配がドアを叩く、うるさいからこう言ってやった
「うるせえんだよ!黙れ!」
すると怯んだかのようにドアの音が消えた、気分がいい
「んーこれなんだろー」
箱を開けるすると赤いボタンが出てきた、そこには
『自分の嫌いな人を一人ずつ殺せるボタン』と書いてある紙があった。
「そんなのサイコーじゃん!」
ポチッ
早速ボタンを押して玄関の外を見る、すると案の定血まみれになって倒れている宅配がいた。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
そのあと数えきれないほど無心になってボタンを押した、ずっと寝る間も忘れてわらいながら押した。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ、結構押したな〜」
そうしてまたボタンを押そうとする、と
「あああああああああああああぁああ!!!」
内側から裂けるような痛みがして全身から血が出ていく、黒いモニターに皮肉にも赤い血が生えていた。
「あああ、おね…がい…ごめん…なさい…たす…け…t」
グシャア
歪な音が狭い部屋に響いた。
『注意、対象がいない場合にはランダムで殺される相手が決まります』