社会問題小説・評論板
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- 反撃をしたはずなのに(末次莉紗視点)
- 日時: 2024/10/13 09:42
- 名前: 釧路 欅 (ID: 3OoKbooX)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14034
本館のダーク・ファンタジー小説板でも書いていますがちょっと内容を変えています。
プロローグ
『キモイんだよ』 『死ねよクソ』 『この世界で生きてて同じ空気を吸っていることに腹が立つ』
スマホに表示されている。この世界に望まれていないんだ。
『こんな奴、死ねばいいのに』
このコメントが胸に突き刺さった。やっぱり私は死んだほうがいい。
真夜中に外に出た。近くにある歩道橋にいく。手すりに登る。手を広げて落ちる。
でも、まだ悪夢はまだ続くみたいだ。
「何やってんの!」
お役目&友達の梓が私の手を掴んでいた。
「見ればわかるじゃない。」
「馬鹿じゃないの。そんなんで死ぬの。」
「死ぬよ。」
あ〜。もうどうでも良くなっちゃった。
「今すぐやめろ!」
「やめてよ。」
「末次莉紗!目を覚ませ!下は道路だ!死んだら両親が悲しむ!」
必死に叫んでるけど意味ないよ。そう言いたかった。
「あんな人悲しまないよ。」
「私が悲しむから!お願いだから死なないで。私の大事な人がまた死んでほしくない!」
何かが浄化されるような感じだ。・・・あれ、なんでこんなところに。
と、思ったら強い力で落ちかけた私の足を引っ張り戻した。
「梓?こんなところで何してるの?」
「何事もなかったようにしないでよ。でも本当に良かった!」
「!?」
え、どういう意味。
「知り合いに弁護士がいるからそこに相談しよう。」
「うん。」
それしか言えない。
「また死なないように今日も一緒に帰るよ。」
「うん!」
うん?ど、どういう事?まぁ、いっか。
- Re: 反撃をしたはずなのに(末次莉紗視点) ( No.1 )
- 日時: 2024/10/14 11:00
- 名前: 釧路 欅 (ID: 3OoKbooX)
- プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14034
冒頭で言い忘れていたことを言おう。
この小説の時代では、自殺する子供、大人が増え、人が少なくなっている。
だから、君守という姓をある家族に政府が付けた。
それが梓の家ということだ。
この君守の暗示は、誰かの自殺を防がなければいけないというもの。
梓はこれで末次建設のお嬢様、末次莉紗を守っている。
なぜこんなに自殺しやすくなったのか。それは後で解き明かされる。
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