BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 夢の図書室 (『愛があればなんでもできるんだよっ』一章完結) ( No.14 )
日時: 2009/11/21 12:54
名前: 夢 (ID: I1B7LnPP)

【変わった世界、すべてに笑顔を……】

一生に一度の
『俺の本当の涙』



「………嘘」

俺はテレビの前で固まった。
テレビに映るのはニュースで……内容は…


『今月二十日より、同性同士の結婚等について法律が
改められました。
今後同性同士の結婚ができるようになる、らしいですが……どう思いますか?』
『いいんじゃないんですか? 恋愛は人々の自由ですから』



「嘘……、すっげえ…嬉しい……!」

今は2015年、同性愛者が増加し問題視され始めた年から3年目。
俺もその同性愛者の一人、九重光希(ココノエ-ミツキ)音楽専門大学2年。

「…っ……仁…」

愛しい人……白鳥仁(シラトリ-ジン)の名前を呼ぶと、ガチャリと部屋のドアが開く。

「…ただいまー、って! 光希、大丈夫か…? なに泣いてんだよ!?」
「……テレビ…」

必死に涙を拭いながらテレビを指差す。
テレビを見ると仁がそれを悟ったのか、優しく頭を撫でて抱きしめてくれた。
本当に優しく、でも強く。

「よかった……!光希…、俺達よく頑張ったよな…」
「うん…っ…仁…! 大好き…」

高校の頃から付き合っていた俺たちは、ヒドいいじめを受けたりしていた。
親は俺を捨てて、故郷に帰って行った。
仲のよかった友達にまで裏切られ、親に捨てられて……何度も何度も励まし合って…やっと認められた。


俺の本当の喜びの涙が頬を伝って流れ落ちる。
その後、俺たちはベットの上で愛を確かめあった。





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久々に書いたもので読み切り……じゃないです!続きます…多分←
同性同士の恋愛が認められるのを妄想してできたもの。
いつかこんな風になったらいいなっていうのです、はい。
今回は純粋目指して頑張りたいと思います!
一話の最後は…わかる人だけ笑ってください(笑)

キャラ達のプロフはまたいつか書けたらなーと…
ではノシ