ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

一生で二度の
　　『俺からのキス』（前編）

（仁視点）


「先生、昨日のニュース見ました？」

俺は担当している漫画家『彼方千雪』に質問してみる。
そうすると先生は飲んでいた紅茶を机の上に置くと、す………っごく嬉しそうな顔をして俺を見た。

「昨日のでしょ？　録画したわ」
「録画って…ニュースを？」
「うん！　だってこの日本が変わったのよ！？」

そこまで力説しなくていいです。
というかこの人、本当に腐ってるよな…

「これでこの職がやりやすくなるわー、アニメ化も決まったし」
「今までも気兼ねなくやってたじゃないですか…」

今あがった原稿を確認しながら先生に聞こえないように呟く。
だが聞こえていたらしく睨まれた。

「明日ね、私の友達が結婚式するんだって」
「へぇ、先生も行くんですか？」
「そりゃあね。仲の良かった子だし！！」
「……まさか、男同士とか言いませんよね？」

先生の異様な喜びようにもしかして…と思った俺はそんなことを聞いてみる。
いや、そんなはずがない。許可が出たのは昨日だ。
すぐに会場が予約できるほど…

「そうだよ？　いいよねー、多分日本初だよ！」

……そうですか。



———————————
……先生←
せっかくスレッド落ちて書いたのに、ただの駄文ではないか……
ちなみに、この先生は美雪です。絶対←