ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

「総帥……」

僕は何故此処にいるんだろう


そうだ　負けたから

歓声のあがる中

僕達は　ただただ　立ちつくす



「亜風炉、お前とはもうお別れだ」

「…えッ!??」



そんな…

負けたから?

僕が　神である僕が


「総帥……」

僕の事　好きじゃなかったの?


愛してくれないの?



去っていく総帥。

行かないでよ、総帥…



「僕の事…愛してよ……」



総帥の足が止まる

時間が急にゆっくりになる


カツ…コツ…


総帥はゆっくりとこっちに来る



「総帥…僕の事、愛して…」

「……」

「僕は総帥を愛してる。総帥の為なら何だってできるし、ちゃんと従う…だから「お前に永遠の強さは無い」


！！


総帥…

「…ごめんなさ……」

涙がどっと溢れる
そうだよ

僕は負けた

強くない　　分かってた

でも

「亜風炉……こちらを向け」
「…ッはい…」


「…！総帥……」

その口づけは

　時間を元に戻した

「お前は連れて行こう。何かの役には立つ」


少し、総帥は微笑んだように見えた


僕も笑顔になった


「総帥……！！！」


僕は貴方に永遠の愛を　服従を　美しさを

誓う事が出来ます

だから貴方はそれをちゃんと受け取って

僕には貴方が必要です


例えどんなカタチであっても

そう　歪んでいたとしても




僕の事、愛してよッ！