BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【イナイレ】僕の事、愛してよッ!!@オリリクぼしゅ【オリ】 ( No.63 )
- 日時: 2010/09/19 06:42
- 名前: KIKKO ◆nZ9ukkMlu6 (ID: W0MEbhZQ)
なるげん続きです(こっちは成神視点)
*。
「おーい、成神?練習始まるぞーッ」
そんな声が聞こえてくる。源田先パイだ…。
だってさっき、鈍い答えを貰っちゃって・・俺、ちょっと、怒ってます。
そう思いながらも、みんなが探してくれているだろうに、俺は帝国学園の奥へと入っていった。
今日はもう、残りの練習サボっちゃおうかな。
そう思いながらとことこと歩いていると、あ・・・!
「おい、成神、どうしたんだよー。皆もう練習始めてるぞ?」
見つかっちゃった・・。
「え、でも先パイ・・・GKだから練習に行った方がいいんじゃ・・」
先パイが居ないと話にならないじゃない。
そういうと、先パイは
「うーん、何でだろうなぁ?すまん、俺にも分からない」
え?
わかんないの、先パイ?
それって、俺のこと好きってことじゃないの?
ねぇ、違う?
「先パイ…」
俺はそのとき、なんて言おうとしたのかわかんなかった。
「!!!成神・・ッ」
「ふぇ?」
名前を呼ばれて嬉しかったから、顔が自然に笑っちゃった。
背後の危険に気づかぬまま。
「あっ・・」
ここはどうやら色々な用具やらなんやらを入れておく場所だったようで。
それで。
何か倒れてきて・・・。
___ドサッ!!!
・・あれ、俺・・・・・・・。
生きてる。?
ただ、
あったかい感じがさっきしたのは……!!!
「源田先パイ!!!」
「・・っは、大丈夫だったか。成神?」
先パイ、腕押さえてる。
「ごめんなさいっ!!俺がこんなとこに来なければ・・・」
涙が出そうだ。
泣いたってなにもないけれど。
「っう・・・ッ、ごめんなさ・・」
こんな大事な時期に…怪我させてしまって…雷門と戦う為に、これだけ頑張ってきたのに・・。
俺は、大馬鹿者だ。
いくら拭っても、涙はただただ流れ落ちるだけで
その涙に恋心が全部詰まって
もっと悲しいけど
それを貴方に拭って欲しいです
そして、気付いて…
「そんなに泣くな。大した怪我じゃない」
そう言って、先パイは涙を拭ってくれた・・。
「でも・・」
謙遜なんて通じない。
きっと、どこかに痣かなにかできているはず…。
そう思って、腕をそっと触ろうとすると、
「いいから。」
そう言って、無言で俺は先パイに抱き寄せられていた。
怪我した腕で。
「・・・っ・・」
なんでこんなに優しいんだろう。
どうして俺に優しくするんだろう。
どうして一人だけここに来たんだろう。
そんな、答えなんて、決まってるでしょ。
「先パイ・・・」
「ん?」
先パイは、分かっているような顔をした。
それは、いつもの微笑みとは、ちょっと違った。
「あのっ・・!」
________数日後
「せんぱい、おつかれですッ」
「おう」
そんないつものやり取り。
いつもの完璧なサッカー。
いつもと違う、恋心。 *。
え、終わりが急?
御想像にお任せ致します、って事じゃい!;;;