BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: REBORN 【雪柳の咲く頃に 編】  リク受付開始! ( No.27 )
日時: 2010/01/16 13:03
名前: 時雨 (ID: LmekyLqy)

   十四話
     『足りないココロ』


ツ「・・・」

 がたんと椅子をひいてツナは自分の席につく

ツ「・・・」

 ツナは自然と隣の机に目がいく

 誰も座っていない玲の席をツナは ただ呆然と眺める

 玲は、いいんだ。とだけ言っていた

ツ(なにが、よかったんだろう。)

 玲が笑っていない日はなかった
 どんな日でも、笑って接している
 それが、いなくなる
 それが痛い

山「ツナ・・・?どうした・・・」

ツ「玲、が、」

獄「れ、玲・・・!?」

ツ「玲が、昨日ウチに来て — 」


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 結局、玲は突然いなくなった

 そのことを伝える先生の声は、ツナの耳には入らない
 ふわふわと夢の中のように不安定にしか聞こえてこない

 玲が、突然いなくなった
 来た時のように突然に
 時々見せる不敵な笑みも、もう見られない

ツ(・・・痛い。・・・どうして)

 ふと、また目線が玲の席に移動した

ツ(どうして、俺は・・・玲のこと、・・・好きになったんだろう)



 山本は、滅多に見せないような表情をしていた
 悲しい、痛い 表情

山(なんだ・・・これ・・・・・・穴が空いたみたいに・・・悲しい?)

 気づいてなかった何かに手が触れたようだった

 それは、気づいては いけなかったはずなのに、気づかないといけない、何か

山(・・・もしかして、好きだったのか?)

 でも、気づくのが遅かった

 気づいた時には、もう、いないのだから



 返事は、聞かなくて、良かったのかも知れない
 そうすれば、思い詰めてしまったかもしれないから

 でも、こんなに一方的に告白しておいて、良かったのだろうか
 いまさら、確かめられないのに


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何かにみんな気づいた

それは、みんな、同じ

おおきな、おおきな、足りない

ココロに空いた穴