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　　　十五話
　　　　　『居場所』


ツ「え・・・？」

リ「だから、何回言わせるんだ？玲の事だろ？」

　思わず聞き返すツナにリボーンはあきれ顔で答える

リ「玲は — 」


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　俺は、また突然いなくなる
　仕事が終われば自分の居場所がまた変わってしまう

　そんなの、嫌だ

　俺の居場所は、いつも笑っていられる暖かな場所
　お姉ちゃんや、雷次、海斗
　三人だけじゃなくて、俺を、本当の俺を、目をそらさず見てくれる誰かのいる場所

　それは・・・どこに？


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玲「つ、ツナ。」

ツ「・・・え！？」

　振り返ると、そこには　いつかのように後ろで髪をくくった見覚えのある玲の姿が

玲「俺、ここにいることにした。」

ツ「・・・」

　ツナは目を丸くしながら黙って先を促す

玲「俺、気がついたんだ。俺の居場所がどこなのか。」

ツ「・・・玲、やっぱり、すごいよ！！」

玲「・・・え？」

　がばぁっ　とツナは勢い余って玲に抱きつく

ツ「・・・！あ、ごめっ！/////」

玲「いい。ちょっと、懐かしい/////」

　玲は慌てて離れるツナにそう言って苦笑いした

玲「・・・で、何がすごいんだ？」

ツ「俺、リボーンに今朝言われたんだ。玲のこと」

玲「俺の？」

ツ「ん。玲って確か剣もってなかった？」

玲「？音無のこと？」

　音無とは、玲の持つ日本刀の名前だ
　以前、一度だけ見せてくれたことがある

ツ「そう、それ。ソレについて聞いてみたら、玲についてすごいことが分かったって」

玲「な、なんだよ・・・」