BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: REBORN 【雪柳の咲く頃に 編】  リク大大大募集中!! ( No.68 )
日時: 2012/10/28 00:17
名前: 時雨 (ID: gJM7cnIU)

   番外編
     『イタズラな悪戯!?』


【前回までのあらすじ】
 雪柳玲(♂)は双子の妹の百合によって瞬間移動能力で空想世界へと飛ばされてしまった!
 そこで突如開催されたのは、玲のお相手を決めちゃうぞ☆大会!?
 玲に悪戯をしかけ、見事引っ掛けることが出来た一人が勝者となる
 玲に惚れ込んだ男たち(!?)が本気で玲に挑む!!



玲「くっそ・・・何が悪戯だ・・・!!」

 玲は、走っていた
 後ろを一度も振り向くことなく、真っ白な空間をただ突っ切っていた

百「れーいー!いい加減諦めたらどうですかー?」

山「とりあえず止まって話だけでも・・・」

ツ「山本、その猫耳よりメイド服のほうがいいって骸が—」

玲「止まってたまるか・・・っ!!!!」

 後ろから聞こえてくる会話に、全速力で逃げることを迷わず選択する

玲(絶対こいつら相手どうのこうのより、俺に悪戯しかけることを楽しんでやがる・・・!!)

 いくら普段の格好が女装(?)だからといって、そう易々とメイド服は着られない
 というか絶対に着たくない

玲(こうなったら、さっさとこの空間から脱出してやる・・・!!)

百「無駄ですよ、玲。能力に関しては私に勝てるテレポーターなんて存在しません。玲だって例外じゃないんですからね」

 おかしい。心が読まれている
 怖くなって振り向いてみると、俺を追っているのは ツナ、百合、獄寺、山本の四人だけだった
 詳しく説明すると、メガホンを構えた百合と、猫耳カチューシャを持った山本と、メイド服(預かり物)を持つツナ、カメラを構える獄寺の四人だ

玲(突っ込みどころが多すぎて突っ込めない・・・!!!)

 だが、脅威になる残り五人が見当たらない
 遮蔽物もないはずなのだが、見回した程度じゃ見つかりそうにない

玲「——・・・っ!?」

 不意に横から紫色のものが襲ってきた

骸「おやおや、気付かれてしまいましたか」

玲「む、骸!・・・そうか、お前が幻術で・・・!!」

 道理で姿が見えないわけだ
 骸が不敵な笑みを浮かべ、改めてこちらににじり寄ってくる

玲「・・・何のつもりだ・・・!」

骸「そんなに構えないでくださいよ。僕はただ、悪戯と聞いて






   ——あなたの唇でも奪おうかと思っただけですから」

 刹那、その姿が消える

雲「ちょっと、今のひと言は聞き捨てならないね」

骸「おや、嫉妬でもしましたか」

雲「玲に危害を加えるつもりなら、容赦なく噛み殺すよ」

骸「怖いですねぇwww」

 ガガガガガッとトンファーvs槍で攻防が繰り広げられる
 お互い火が付いてしまったのか、周りが止めようにも激しすぎて不可能だ
 ちなみに、一番の脅威たちがこれで失格となった


玲「・・・。」

山「捕まえたのなー☆」

 呆れて呆然と骸たちを眺めていた玲の視界に、ばっ!と突然ファンシーなアイテムが横切った

玲「っッッ!!」

 全力で体をひねって、襲い来る猫耳を回避する
 背後に人の気配を感じ、玲はさらにもう半回転体を捩った

玲「ザンザ・・・ッ!?」

 びゅっ!とありえないスピードで手が顔の横をすり抜けた
 よく見えなかったが、何か黒いものがその手に握られていたような気がする
 鋭い眼光に冷や汗を浮かばせながら、玲はおそるおそる尋ねる

玲「・・・・・・今の、何?」

ザ「・・・マジックペン。」

 なんとなく、やろうとしていることがわかった気がする

玲「お前ら、どうしても俺を猫耳メイドにしてぇのか・・・!!」

ベ「ししっ、その手があったじゃん。ボス、ひげ描こうぜー」

ザ「言われなくてもそのつもりだ、カスが」

 ああ、言われなくても逃げるさ・・・!!
 玲は三度、走り出す

 だが、玲はひとつ忘れていた。
 玲にとって、一番の脅威になる男を。

  ガキィィィィイイイイン!!!!

玲「!」

ス「う゛ぉぉおおおおおおおおおおい!!一人で遊んでんじゃねぇぞぉぉぉおおおお!!!」

 爆音が、銀の煌きと共に降ってきた

玲「スペルビ・・・!!」

 2人の顔に浮かぶのは、狂喜か憎悪か
 ぎちぎちと、長物同士が鍔迫り合いをはじめる
 銀の長髪と、黒の長髪
 衝突による衝撃で、風の無いこの空間で二種類の色がなびいていた
 そして、



百「はい、玲とスペルビさん失格でーす」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ。

**********************************

時「なんでそこで刀抜いちゃうのかしら・・・」

玲「スペルビが悪い。」

 仮想空間から追い出された後、俺は屋敷の居間で時雨から説教を受けていた
 よくよく考えてみれば、これで開放されるなら、即行で刀を抜いてしまえば良かったと思う
 そういった意味ではスペルビに感謝か。あまりしたくないが。

時「・・・仕方ないわね。今回の勝者はスペルビということで・・・」




 ・・・・・・・・・・・・ん?

玲「時雨、」

時「何?」

玲「今、勝者がスペルビって・・・ってか”今回”?次回があるの!?」

時「ええ。言わなかったかしら?明日、二回戦やるわよ」

玲「何回戦までやる気だ!!??」

時「うーん・・・五回ぐらい?」

玲「ぐらいってなんだよ!曖昧過ぎんだろ!!しかも明日もやんねーよ!!!」

 くっそ・・・



 エイプリルフールなんか、大嫌いだ!!!!!















  こうして、俺の4月1日は過ぎていった。   fin