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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- 木場←榎 魍魎の後ぐらい ( No.348 )
- 日時: 2011/06/13 21:49
- 名前: ささめ ◆rOs2KSq2QU (ID: uHvuoXS8)
暗闇に光るお前の顔は酷い酷すぎる何故ならただでさえ見栄えが悪い真四角の顔にいつもより数倍酷い髭が生えていてさらに脂汗をかいているのか気持ち悪いか知らんが顔にはべったりと汚い汗が張り付いていてそれに僕のように毎日服を取り替えていないせいかいつものスーツはところどころ擦り切れていて買わなければいけないということがまる分かりだししかもいつもは猿よりもマシな鋭い視線がどこか疲れたような泣きそうな感情が交じり合っているぞ何だお前のその顔はどういうことだ何を考えたらそんな顔になるんだ!
……拳銃を構えたお前の顔は、僕が罵倒仕切れないぐらい、酷すぎる。
(誰にもそんな弱みを見せるな)
お前という箱は頑丈で無くてはならない。中身に何も入っていなくても、中にただのゴミが入っていようとも、箱の外見だけは屈強で、凛としていて、頑丈でなければならない。
(お前のそんな顔なんて、誰も望まない)
神のような美しさを秘めた僕の顔と違い、如何にもその辺の安アパートに寝泊りしていそうな汚らしいお前。強そうなお前は、いつでも強くなくてはならない。たとえそれが、お前の本当の姿じゃあなくても。
(あの馬.鹿古本屋だって、猿だって、誰も望まないさ)
お前の強さは、他の下僕共に見せれば良いさ。
(僕だって、望まないさ)
その代わりに、お前の弱さは。お前の内面は。
「僕に見せれば良いさ、この野蛮人間が!」
■オープン、ユアブラックボックス?
(誰が見せるか)
(下僕は見せるのが当然だ!)
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