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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- 黄→→黒 ( No.441 )
- 日時: 2012/05/27 00:49
- 名前: ささめ ◆rOs2KSq2QU (ID: Wx6WXiWq)
- プロフ: これ書いてたら黄瀬君のキャラソン流れておまちょ空気クラッシャー
思ったことはあるけど願ったことはない、なんて言ったら皆は俺を嫌悪の表情で見るに違いない。
だって彼は死んでしまったのだから。俺が思ったその日のうちに、トラックに跳ねられて。
「……黒子っちー」
夏の暑さで陽炎が揺れていた、アスファルトの上に血だまり。深紅の中心で仰向けに倒れていた彼の額からも赤は流れていた。
今日の夕暮れはそれに似ていた。血のように赤く、オレンジなんて表現じゃ生温い。どこまでも赤くて、赤過ぎて目に滲みた。
双眸から流れるこの雫に、俺はどんな哀悼を捧げようか。
「ごめん、ごめんね」
もしかしたら空の赤の中心に彼がいるかと思ったけれど。
仰いだ先に、俺が大好きだったスカイブルーは存在していなかった。
■赤に泣く、
*黒子と青峰が付き合ってるのを知って表面上は明るく振舞う黄瀬君だけど心の奥底では「リア充爆発しろ」みたいな後ろ暗いこと考えててそれがある日たまたま表情というか言動に出ちゃうんだけど出た時を黒子に見られちゃってうわぁ自己嫌悪っスとか一人で悩んでたら次の日黒子が自分の念じたように死んじゃってびっくりするけどどこかほっとしてる自分もいるからすごくすごく罪悪感に苛まれる黄瀬君です
これが、ささめの黄黒なんだ……!
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