BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

日常書留2 ( No.657 )
日時: 2013/04/29 22:51
名前: ささめ ◆rOs2KSq2QU (ID: eNPK8IuO)

④マザコンではないささめ


「なぜ私を迷子にした!」
「普通のデパートで迷子になるアンタは大丈夫なの!?」

 激おこだよ、と両手を振りかざす高校二年生女子って世間から見たらどうなんだろうって思ってると呆れ顔の母に「いいからご飯食べに行くよ」と諭された。ムキィ。私が千百五十円ランチコースに騙される女だと思っているのかこの野郎。当たり前ださあ行こうおなか減った。
 たいてい買い物に行くと私は一人で行動できずに母親にべったりとくっついて歩く。別にマザコンな訳じゃない。自立出来てないのとぼっちだと死んじゃうだけ。一人で買い物とか不安しかない。メイトですら時々一人で物色してて死にたくなる。メイトは友人とうだうだ話しながら買い物するに限るのだよ高尾!と一人涙する。

「母さん! 私はまだ怒っておる! 怒っておるよ!」
「はいはい。ごめんねー。でもアンタもあたしも携帯持ってるんだから、別に離れて行動しても大丈夫じゃない?」
「三回電話かけてメール二回しても母さん出なかったじゃないのよ! 泣きそうになったわ!」
「すぐに出られるわけないじゃない。ちゃんと考えて行動しなさいよささめは」
「うぎゃああああああすっげー理不尽! 理不尽! 置いてかれるかと思ったのに!」
「今日アンタ一万円ぐらい持ってきてるんだから、バスでも電車でも何でもして帰れるんだからいいじゃない」
「置いて帰らないでお母様!!」



******
性格は父さんの方が合うささめです
母さんはよく気付いたら消えてるからささめは迷子になりやすい







⑤LINEでのささめと友人


ささめ「アッGちゃん///進撃の巨人貸してペロォ///」
Gちゃん「別にいいですけど何故喘いでいるんですか
    後舐めるのやめてもらえますか」
ささめ「アッ///アッりがと///
    じゃあ明日の放課後とりにいくねアッー♂///

    兵長ペロォ」
Gちゃん「普通に部活あるんですけど
    あと落ち着いてください」
ささめ「部活なんてやめちまえ!!!!!!!!!!」

    とりあえずささめはGちゃんの家で全裸待機してればいいんだね?」
Gちゃん「なんでですか」


〜グループトークに切り替える〜


H「そういえば」
 「進撃の巨人一巻は」
 「私がもってます」
 「(笑顔のスタンプ)」
Gちゃん「(笑顔のキャラのスタンプ)」
ささめ「わかった、Hを殺そう」
H「ささめさん。進撃の巨人一巻は私がもってるのでとりにきてください」
ささめ「想像で補ったんで大丈夫です」
Gちゃん「補えるものなのか」
ささめ「巨人とエレンの恋物語だろ知ってる」
Gちゃん「お前の無知さに呆れてるよ」
ささめ「主演:AKIRA、巨人、綾瀬はるかだろ?」
Gちゃん「キャスティングミスにもほどがあるよ」



*****
LINEではよくブラバンの子にモアイのスタンプをすごい送られることととぷ画のゴリラに定評のあるささめさん







⑥ささめと幼馴染


 幼馴染の家にたむろするのは中学からの習慣のようなもので、それは彼女が高校を辞めても変わらない。お互いに気兼ねしないので私は高校の制服をきたままピンポンも押さずに室内にいるおじいちゃんに「おじゃましまーす」と挨拶をして二階に行く。すると半引きこもり状態な彼女はベッドの上でたいてい携帯をいじっている。あ、こいつ直前まで寝てたなって顔見てすぐわかる。

「ちーっす」
「何で来たん……」
「Nに会いたくて、会いたくて、会いたくて! 辛いよーおーおぉー」
「女々しくてのパクリじゃんか」

 幼馴染はすぐ泣くし、すぐにむくれる。好き嫌いは激しいしコミュニティ能力がすごく低い。
 中学生の頃は泣き出してしまった幼馴染をよく保健室に引っ張っていったものである。当然だが保健室の先生に「どうして泣いてるの?」と聞かれるので、その度に理由を考えるのは大変だった。今思い返すと「私が殴っちゃって!」っていう理由はすごい危ない橋だった……自分からいじめてますって言うのと同じである。私は幼馴染をいじめたことなんてないのに。
 たいてい幼馴染は他の奴らによって傷つけられてる。幼馴染の容姿やら態度やら、正直原因は本人にもあるのだろう。いじめはいじめをする側が百パー悪いという理論を私はたいして信じてない。私がいじめのようなあれをされたときは、紛れもなく私が悪かったわけだし。とか何とか言っても教育委員会や結束力の高い女子たちは騙せそうにない、と余談。
 だがまぁ、あれだけ傷つけられていたはずなのに、今こうしてすやすやと眠りこけていられているのなら、幼馴染の選択はあながち間違っちゃないんだろう、と私は彼女にポテトチップスを投げつけた。

「食べよう!」
「やだ」



*****
幼馴染は一億嫌いで二億好きですわすわっていう距離感







⑥尻フェチじゃないよささめ


「おはぽよー」と爽やかな笑顔でDのお尻を揉むと相変わらず素敵な反応をして飛び上がってくれた。「ぴゃああああああ」と叫んだDは背の高いスレンダー系貧乳女子である。クリティカルヒットである。前髪パッツンロングの綺麗系なのもポイント。中三から仲良くさせてもらって、今ではこうしてお尻を揉み合う仲だ。嗚呼何て素敵な友人でしょうか。

「だから! ケツ揉むな!」
「ハァ? Dのケツが私の手に触ってきたんだよ! 卑猥ですよやめてください、謝って欲しいわ!」
「何その発想気持ち悪いわ! もういい、胸貸して貸して!(ぐにっ)」
「びゃあああああやめろおおおおおそこはおなかの肉です禁断の場所ですぴぎいいいいいいい————ヘイナイスバスト!(ぽすっ)」
「あああああああ! やったね、やったね!? ささめの胸えぐるからね!」
「やめてよ、ZカップのDには私の胸なんて必要ないくせに!」
「Zとか化け物だろうがあああああ!!」

 ちなみにDに胸の話題をすると今までにないスピードと力で抱きつかれて腰骨砕かれるので要注意だったりする。でもその痛みが癖になっている私は平然と彼女のお尻を揉んで今日もスタイリッシュに隣のクラスを後にしている。


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尻フェチって最近色んな子に言われます
やめろよ、ゴリラでマゾで変態でハゲで尻フェチって取り返しつかないだろ激おこぷんぷん丸








どうしようネタ搾り出さないと