BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 俺の兄さん(原作なし。修正版。) ( No.1 )
日時: 2010/07/22 15:14
名前: シンジ (ID: 5oJbC9FU)

1話 冷めたご飯



あれから二時間くらいしてやっと起きる気になってベットから起き上がる。

ここは俺の部屋。

意味も無く一周する。
そして鏡の前。
別に意図的に鏡を見たわけではない。たまたま目に入っただけだ。

もちろん鏡には自分が映っていた。

無造作にのばしたままの長くて茶色い髪の毛がぼさぼさになっていた。

(着替えよう・・・)

そう思って鏡から離れる。
クローゼットを開けて適当な服を出して着替える。
黒いTシャツにジーパンというあまりにも愛想の無い格好。

そして再び鏡の前に立つ。
ぼさぼさな二の腕にまでもかかる髪を手ぐしで整える。

(顔洗わなくちゃ・・・)

そう思った。
けれどドアノブに手をかけて止まる。

・・・

数分してからやっと鍵を開ける気になって鍵を開ける。
それからドアを開けた。

今日は家に誰も居ない。
それを一度自分の中で確認してから階段を下りる。
俺の部屋は二階にあるから下りる必要性があった。
俺の家の洗面所は普通の家と変わらず一階にある。

階段を下りながら今日は何しようか。と、考えた。
そんな事を考えながら洗面所へ向かい、洗面所で顔を洗った。
顔を洗った時に髪の毛が少し濡れた。いつものことだが無性にいらいらした。
顔を洗った後、朝食を食べに向かった。
机の上に置いてあった朝食にはラップが掛けてあった。
きっと兄さんが掛けたのだろう。いつも俺が食べる頃には・・・

その朝食を見て胸が苦しくなったのは秘密で。