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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: いちのよん(原作無し) ( No.141 )
- 日時: 2010/09/19 16:14
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: iGvI5nur)
第19話 片想い? (安田&白井)
桐谷と高杉の様子を、少し離れた場所で見る2人が居た。
「・・・桐谷って、響のこと好きすぎじゃね?」
黙って歩いている2人を見て、白井が言い出す。
少し離れた場所に居る2人とは、安田と白井のこと。
「あー・・・響だもんなぁー・・・」
安田はボソッと言う。
白井は安田がおかしいことに気付き、顔を覗き込む。
どうした、と聞いても、安田は何も答えない。
「・・・安田ってさ、響のこと好き?」
「はっ?」
・・・食いつきすぎ。
白井はそう思い、盛大に吹きだしてクスクスと笑いだす。だんだん笑い方が爆笑に近づく。
「なッなんだよっ!」
「wwいや、安田も響好きだなーって思って」
背の高い安田が、平均的な身長の白井よりも小さく見える瞬間である。
安田は、確かにいつも高杉に対して甘い。
それを安田自身も自覚している。
それを、恋心だと認識したことはない。
「そ・・・んなこと・・・俺ホモじゃねえしっ!」
「“好き?”って質問を一瞬で“愛してる”と認識するとこあたり、意識してる証拠だろw」
言葉に詰まる安田。
安田の高杉に対しての気持ちを確信する白井。
「多分、高杉も安田のこと好きだよ。」
「ッ!?///・・・つーか、白井は良太のこと好きだろっ?」
「そッ、それは今は関係ないだろっ!?///」
安田の切り替えしがとても的確だったこと、
自分の気持ちが安田にバレてることに驚き、白井は声を裏返した。
2人で赤面している。
異様。異様でしかない。
中村良太は、偶然見かけた白井と安田の表情を見て、不信がっていた。
それを白井が知るのは、少しだけ先の話。
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