ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

第３０話　エンドレスループ

「えー、今日はですね、
合唱コンクールで歌う曲の候補に挙がってる曲を、聴いてもらいたいと思います。」

音楽教師がめっちゃ「、」をつけた喋り方でオレ達にそう言った。
合唱コンクールか・・・体育祭で優勝した分、プレッシャーかかるもんなのかな。

つーか今回、学年委員って関係あるのかな。
無いといいな。オレは普通に歌いたい。

んで、なんか曲が流されて。

終わって。


「啓太、どれが良かった？」

高ちゃんが話しかけてきた。
オレと高ちゃんの間に１人いるんだけど・・・お構いなしでごめん。

「んー・・・やっぱ聞いたことある曲がいいと思っちゃう」

「俺啓太と同じのでいいや。啓太の希望が通るなら、俺はそれが嬉しいし」

あらま、高杉くん。
そんな嬉しそうな顔しちゃってまあ可愛い。

「いや、高ちゃん先に決めちゃっていいよ。
高ちゃんが好きな曲歌ったほうが、オレも嬉しい」




「・・・高ちゃんと啓太って、もうなんかカップルみたいだなぁ・・・」

「ん？主にどの辺が？」
「応対？接し方？とか」

「・・・星、誰かとあんな風になりたいとか、思ってたりする？」


「・・・ばっ！！そんなこと思ってねえよ！！////」

「ふーん？」

「はっ、浜田はっ！？・・・お前は彼女か。」

「んー・・・彼女っていうかなー・・・。１年の中でだったら、星かな」

「気持ち悪いなッ！//」



「・・・浜田と星って、カップルみたいだね。」
「つーかもう新婚まで達しそう、あの２人」
「高ちゃんとオレが結婚するとしたら、どっちが女でどっちが男だと思う？」

「・・・え、何その質問？啓太はどう思う？」

「えー・・・オレ的には高ちゃんがオレの嫁。」









＊エンドレスループ＊