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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: *1年ノ僕ラノ物語* 【BL】 ( No.218 )
- 日時: 2010/11/28 13:48
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: iGvI5nur)
第31話
なんやかんやで曲が決まった。
ぜんっぜん知らない曲・・・だけど。
でもうちの担任がこれまた体育祭よりも気合十分で。
「はい、男子ー。この部分今日中に歌えなかったら暴れまーす。」
・・・なんですか、この女性教師は。
普通「暴れまーす」言うか?つかその部分はかなり難しい部分(多分)でだなぁ。
「はい、もう1回ー。」
*10分後*
「うん・・・まあ形にはなったからいいでしょう。
もう時間ないんで解散。桐谷号令。」
「気をつけー。さようならー」
「さよーならー」
・・・あ、ちなみに今のは、合唱コンクール前にだけできる放課後練。時間制限あるけど。
だからあの担任も時間を有意義に使いたいらしい。
ただ、それもあって男子が皆凄く喘いでる。
・・・あ、喘いでる=疲れてるだからね。
勝手に脳内補正しちゃだめだから。
「安田高杉集合ー」
ん?なんか先生が呼んでる気がする。
俺はまだ部活に行けないのか畜生。
このメンツ・・・うん、なんとなく分かるよ。
「・・・ん、安田、高杉は?」
「高ちゃんは真面目なんで、部活行きましたよ」
「・・・あの野郎、いつもはそんな真面目じゃないくせに・・・」
なにこの不良教師(女性)。
最初の方に舌打ち聞こえたよ。
「まあいいか。高杉は明日呼び出す。ところで安田。」
「はい。」
「皆の表情暗いんだけど、どーすりゃ改善できますか。」
俺に聞くか。
「さあ。中原かなんかを前に出してみればいいんじゃないですか。」
適当な回答です。
100%適当で適切な回答だと思います、これ。
「葉はにやけてるだけじゃんー。
あー・・・でも安田の前はいい表情してるな。」
うん?何か聞こえた気が・・・。俺がなんだって?
次の日。
「はーい、じゃあ葉前出てー。」
・・・本当にやりやがったな、この先生。
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