BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: *1年ノ僕ラノ物語*【BL】 参照人数1000突破感謝! ( No.241 )
日時: 2010/12/12 17:35
名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: iGvI5nur)
プロフ: 3のぞろ目の回!

第33話

「先生何の用?」

「おー高杉。」

先生が腰に手をあて仁王立ちした状態で俺に応じた。
佇まいが完全に女王様なんだけどそれは言わない。

「昨日安田と話したんだけどさ、ウチのクラス表情堅いっしょー?
どーすりゃいいですか高杉君。」

考えろ、と?

「安田なんて言ったん?」
「中原前に出せば?って言われた。」

なるほど。
あ、この先生は少しくらいならタメ口でも怒んない人だから気にしないで。

「高杉なんかいい案ないー?桐谷使ってもいいよ」
「啓太?」
「好きっしょ?桐谷」

「え、うん・・・友達として、なら大好きだけど・・・俺」

「誰が“恋愛対象として”っつたよ。」
「ちょ、先生!w」

うん、さっき中原も言ってたけど最強だわ、この先生。
つか俺本題忘れてた。

「啓太前出せばいいんじゃないですか?安田とか星とか白井でも可。」

「可ってなんだし。」

「さあ。」

軽く流したほうが得策と感じた。
俺って頭いいかもしれない。

「先生、俺真面目なんで部活行っていいですか?」
「高杉に真面目だからって言われたー」

失礼だなこの人。

「じゃあいいや。解散。」

「響行こー」

「浜田居たんか!!」
「先行ったんじゃなかったの?」
「たった今戻ってきた。俺タイミング神ってるわーw」
「いつから居たの浜田さーん?」
「さっきですよ先生!響の『ちょ!先生w』あたりからー!」

「だいぶ居んじゃねえか早く行け。」

先生の息継ぎなしの言葉を後に、俺は部活へ行った。

















次の日。

「白井集合ー」
「俺!?」

あら、本当に実行した。皆笑ってるし、俺やっぱ頭いいかも。