BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: *一年ノ僕ラノ物語*【BL】 ( No.290 )
日時: 2011/01/23 17:14
名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: iGvI5nur)

        −これは、実際に起きた出来事であり、妄想の産物ではありません−


特別編 〜桑田剣の災難〜

ある日の2時間めの休み時間。
いつもとなんら変わりの無い普通な10分休み。

急に、1人の男子生徒が悲鳴をあげた。


見ると、クラスの男子が面白半分に桑田剣を押さえつけていた。
桑田の恐怖にまみれた瞳に映るのは、wktkなのだか無感情なのだか分からない表情の島谷。
これは高杉や浜田の思惑により、島谷が桑田にキスをしようとしている瞬間である。
ドS率に定評のある4組。それぞれ様々な様子でいるが、圧倒的に楽しそうな人が多い。
嫌がっているのは、桑田だけではないだろうか。
いや、そうに違いない。
今教室見渡したら、皆生暖かい目でその光景を見つめていたから。

ところで、これを読んで「どうせ口じゃないんだろう」と思った人は何人居るだろう。
まあ、数人はいるかもしれないかな。

だがしかし、今まで数々の奇跡を起こしてきた4組である。
そんな生ぬるい出来事なんて、今更特別扱いなどする訳がない。

実は、島谷には、前科がある。
以前、彼は部活をサボった1年に、お仕置きとしてファーストキスを奪ったことがある。
それ以来、彼の所属するバスケ部内では【サボったら島谷のちゅう】という鉄の掟が誕生した。

島谷の接吻は、普通にガチである。
それを知っている桑田。真っ青になって島谷の接近を拒む。
でも、逆にそれがドS心を揺さぶるのである。


「いやいやいやいや!俺男だからね!?ね!?
 考え直そう、良一!!やめてぇぇえぇえええぇえええ!!」

「男だからやろうとしてんだよ?」

「剣、諦めろww」

「やぁーめぇてえええええええええええええええええええええ!!!!」







次の授業が音楽だった為、桑田は一時解放され、
音楽室に着いた安心感に気を取られているうちに奪われましたとさ。


・・・ファーストキスを。


 高「ご愁傷様、剣wwwww」
 剣「もう俺嫁に行けない・・・あれ?間違った」

                                特別編 完結。