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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: *一年ノ僕ラノ物語*【BL】 ( No.313 )
- 日時: 2011/02/10 18:35
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: iGvI5nur)
- プロフ: この回の出来事は実話です。テスト?勉強会?終わりました。
第47話 寂。
浜「あれ?白井、良太は?一緒じゃないの?」
昌「うん・・・良太待ってても来ないから、先に来た」
浜「そうなん。連絡とかは?」
昌「来てない。ただの遅刻だろ。」
浜「そうだなーw」
____初めはこうだった。
__良太が居ないことに、あまり重大性を感じなかった。
—だけど、良太はその日、学校に来なかった—
*
高「あれ、良太は?」
昌「来ないから今日も先に来ちゃった。」
高「ふーん」
*
綿「今日も良太休み?連絡は?」
昌「来てない。」
*
そして、良太の消息は途絶えたまま3週間が過ぎた。
バスケ部内・・・いや、学年全体に、嫌な噂が広がっていく。
「良太は学校をサボってるんじゃないか」
「良太は引きこもってるんじゃないか」
「良太はもう死.んでるんじゃないか」
あまり聞きたくないことなのに、周りはこの話題で持ちきりだ。
一部の人は、この話をまるでいい玩具を見つけた子供のように面白可笑しく語る。
・・・いい気など全くしないのに。
*
結局良太は、2学期最後の今日まで来なかった。
今うちのクラスには病気で学校に来ていない奴がいて皆は今、そっちに夢中だ。
それが幸いだった。
皆でそいつのことを考えているほうが、良太を思い出さなくてずっと楽だった。
帰りの会も終わり、それぞれ帰路へ着く。
良太が来なくなってから今まで、俺はずっと一人で通学している。
最初の頃は良太が居ないというあの感覚に戸惑いを感じていたが、最近は大分一人にも慣れた。
これが自分にとって良い傾向なのか、それとも良くない傾向にあるのかが分からない。
だけど、流石にそろそろ寂しいよ。良太、
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