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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: *一年ノ僕ラノ物語*【BL】 ( No.359 )
- 日時: 2011/03/24 17:57
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: isRFrm6P)
- プロフ: くりすますなんて知らん。登場人物追加[中原一成]
第50話
「あんまり久しぶりって感覚ないな」
俺たちは、折角冬休みが明けたというにも関わらず、こんな会話をしていた。
小学生のときでは、とても考えられない内容。
長期間の休み明けで、こんな内容・・・。ある意味新鮮。
「啓太ー。数学集めちゃおー。」
「おー。」
「ああ、じゃあうちらも漢字集めちゃおーよ、詩織」
「んー、早くね?」
教室のあちこちから、こういう声が聞こえてくる。
中学校の長期休み明けって、あんまりいい感じじゃないな。本当に。
申し遅れました。
中原一成です。
もう一人の“中原”くんとは、いい感じに区別してください。
すみません。
「中原くん」
あ、安田くん。
「・・・鳥みたいな頭になってるよ、安田くん。」
「えっ・・・ああ、いいのいいの。アレだから。ファッションだから」
「苦しい言い訳だよ。で、どうしたの?」
「ああ、そうだ。英語集計したいんだけど、裕介とまっさが3組の女子に追っかけられてるからさ。
手伝ってほしいなって」
「いいけど・・・3組の女子に言えばいいんじゃ・・・」
「嫌だよ、3組の女子怖いもん。あんま関わりたくない。(笑)」
・・・安田くん、多分本当は楽しんでるんだろうな;
断らないけど。
*
「助かったよ、ありがと中原くん」
「ううん、いいよ」
ガラッ
「おらー席つけー」
「あ、先生きちゃった。中原くんありがとね」
「うん」
・・・朝からラッキー。
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