BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: *一年ノ僕ラノ物語*【BL】 ( No.452 )
日時: 2011/07/28 21:51
名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: InA/VjF0)
プロフ: 愛支照代ナレーション。照代ちゃん久しぶり!

第65話


「ん・・・。・・・目覚まし鳴る1分前に起床、か」
「・・・んん、おはようございます・・・なかむらさん」
「おお、おはよう山本。起こしたか?」
「いえ、もう大分明るくなってきてますし・・・ぁぁ、もう6時ですか」
「ん、ああ。もう目覚まし止めるぞー」
「はーい・・・」


こちらは講師達、とりわけイケメンに定評のある3人の部屋である。
いちいち家に帰るのもアレなので、講師達も同じホテルで寝泊りしているのだ。

中村と山本・・・いや、中村せんせーとヤマサンは早く起きた模様。
一方、林田——りんにいはというと、


「・・・むぅーん・・・・・」


と何やら呻りながら眉根を顰め熟睡している。
りんにいのことだ、恐らく花畑を散歩していたところ急に雪崩に遭った夢でも見ているのだろう。
または動物達と愉快に踊っていたら雪崩に遭った夢か。

「起きろ、林田。今日は午前から講習だぞ」

黙って見過ごすことは、この後の都合上出来ない。
そのため、中村せんせーは仕方なくりんにいを起こしにかかった。

「んー・・・。はよ、中村さん」

りんにいは案外早く起きたが、寝ぼけた顔と寝ている間に踊り狂ったかと錯覚させるようなだらしない(超人的な)寝癖を残している。声も掠れ、低めだ。
そんなりんにいの姿を尻目に、中村せんせーは

「はいはい、おはよう。早く起きて布団畳め。従業員の方に迷惑が掛かる」
そう言って軽くあしらう。
「んー・・・」
りんにいはまだ眠気が飛んでいないようだ。
「林田さん、遅刻したら皆さんに怒られちゃいますよ?責任は俺たちもとらなきゃなんですから」
「んー、ごめんごめん山本くん。今用意するよー」
「まったく・・・早くしてくださいよ」
「ふーいふい・・・。・・・、」

ふいに、りんにいの動きが止まる。
と思うと、りんにいはふにゃりと笑い

「中村さんと山本くんて、お母さんみたいだね。どっちかお嫁に来ません?」

そんなことを言いだした。

マジぷまいです、ありがとうございました。
挙式はいつですか?