BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: *一年ノ僕ラノ物語*【BL】 ( No.488 )
- 日時: 2011/08/11 16:47
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: rr7rOhbW)
- プロフ: 皆様お待ちかね(?)従業員のターン!
「・・・ぁ」
今日、樋口さんコンタクトじゃない。
第69話
「どうしたんですか、今日は?イメチェン?」
「違いますよ。・・・ちょっと、寝坊しちゃったんで・・・」
「寝坊って・・・それでも一番早かったじゃないですかw」
「いや、でもちょっと遅くなっちゃったから・・・
「まあ、いいんじゃないですか?それより、樋口さんのメガネ久しぶりに見ました」
「事務用なんですけどね、コレ」
「似合ってますし、いいんじゃないですかw」
「でも、仮に中学生とはいえお客様の前だし・・・」
「自分でかけて来といて何ですかw」
いつもより少し早く出勤した俺は、樋口さんと話していた。
時間に余裕があると楽だなぁ。
多分、まだチーフも先輩も来ない。
今、食堂に2人だけだから思うことだけど。
・・・樋口さん、可愛いなあ。
「・・・そういえば」
「ん、なんですか?」
「湯木さんって、歳いくつでしたっけ」
「え?22ですけど」
「ですよね。俺と同い年ですから」
ああ、そういえば俺、樋口さんと同い年なんだっけ。
いつも2人して、さん付けに敬語で喋ってるからなあ。忘れてた。
「何で俺らって、敬語で喋ってるんでしたっけ」
「ああ、俺も今それ思いました。何で俺ら、敬語なんですっけ?」
「さあ・・・。あ、じゃあ湯木さん、別にタメ口でもいいんですか?」
「え?別にいいですけど・・・てか、よく先輩達に『何で敬語?』って突っ込まれますし・・・。
そろそろいいんじゃないかなw」
「・・・うん」
あっ・・・。はじめて聞いた。樋口さんがタメ口で喋ってるの。
樋口さん、子供達に対しても常に敬語だからなあ。
「えと、じゃあ名前・・・樋口君って呼べば言いかなw」
「湯木くん・・・なんか違和感あるなあ。それに敬語使わないのもちょっと変な感じする」
「ずっと敬語だったもんねwあんまり気にしなくていいよ?」
「かたじけない」
「wwwwwっふwwwそれはw不意打ちすぎるよw」
「ぁあっ・・・。つい」
「つい!?w」
「・・・ふふw」
・・・樋口さん。萌えます。
「おはようございまーす」
「あっ、先輩っ!おはようございます!」
「おはようございます!」
*
女「すみませーん!水こぼしちゃったんで布巾貸してくださーい!」
樋「はい。・・・大丈夫?」
女「あ、はい。すみません・・・」
・・・。
女「すいませーん」
湯「あ、はい。少々お待ち下さい」
・・・樋口くん、俺に対する言葉遣いが緩くなったのは嬉しいけどさ。
粂沼南中?だっけ?の子達にもいきなりタメ口を使いだすのは止そうか。
あのテーブルの女の子達が樋口君の萌えに関して話しているの、聞こえてないのかな。
樋「?」
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俺の記憶だと、確か黒髪のお兄さん、つまり樋口さんは。
三日目の朝から急にちょっと砕けた喋り方をするようになった気がするんだ。
それまではビシッと敬語使ってたのに。
ふはあ、黒髪のお兄さん萌え。