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第１話

目が覚めた、ら、森の中にいた。

「え、あれ？　どういう事？」

知ってるかい？　俺様はね、案外寂しがり屋なんだ。
１人が怖くて怖くて嫌いなの。
ねぇ、誰か助けて、傍にいて。頼むから（必死）

「嫌だなぁ…」

何か出そう。ゆうｒ…、怖くなってきた。
すると。


ガサササササササッッッ!!!!


「ひぎゃぁぁ!!!!」

怖い、怖い、怖い！　くそ、俺様ナメルな！　忍者だぞ！
素早く印を結び、唱える。

「呪術式、影縛り！」

自分の影を止めて、体自体動けなくなるような術式。俺様、いつ覚えたんだろう。
まぁ、良いや。
とにかく、音の方に行ってみよう。

「え……」

「あ、」

こいつ、俺様に似てない？　あ、似てないな。
そいつは赤い髪の毛で、フェイスペイントをして、迷彩服を着た、忍び。
あー、見た事ある。

「さ、猿飛佐助っ…」

鼻血ものだぜ！　感動だよ、いつからここはコスプレのいる所になったんだ？！
だが、そいつが答えたのは。

「何で、俺様が猿飛佐助って事、分かったの？」

「あ、いや、ゲームで…って、えぇぇ？！」

あっさり、肯定されたんですけど。
もしかして、もしかしての？！

「……ＢＡＳＡＲＡの世界に来た？」


さぁ、どうしましょう。