BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 戦国BASARAでBL「忍、恋愛涙」 ( No.19 )
日時: 2010/07/31 18:48
名前: 月女神 (ID: VfitXk9z)

彼方編 第3話 【幸音、凜音、小太郎登場】

で、何だろうこの人達。
まず、眼帯の人……、凜音に似てる。あぁ、先祖の伊達政宗か! 何で刀を6本も持ってるんだ?
そして、この小太郎に似てるやつ。えーと、確か片倉小十郎さんだ。
で、幸音の旦那の先祖、真田幸村。2槍を持ってるんだけど。
ラストに、俺様の生き映しでオリジナルの猿飛佐助。カッコイイな、迷彩服。
なんか言い争ってるけど、何してるんだろう?

[〜♪〜〜♪♪〜♪♪]

げ、携帯鳴った。
マナーモードにしておくべきだったな。この野郎。
相手は「園田幸音」
…出なきゃ。

「もしもし? 幸音の旦那?!」
「かぁなぁたぁぁぁぁ! 一体どこにいる! 心配したぞ!」

幸音の旦那の声が鼓膜に響く。
み、耳が死ぬ。

「ちょ、おい。何をしてるんだ、彼方。What aye you doing?」
「え、電話。何? 旦那」
「だぁかぁらぁ! 今どこにいると言ってるんだこのドアホぉぉぉぉぉ!」

周りにも聞こえたらしい。

「ちょ、旦那! あんた、人が周りにいるからもう少し声を小さくしてよ!」
「うるさい!」
「任務中なんですけど…」
「すまぬ。声を張り上げてしまった」

反省してくれた。
ま、任務じゃないんだけど☆

「そうだ。凜音殿がそこにもし、先代がいたら代われと言っておるぞ。代わる」
「ん? じゃぁこっちも。まきむね? だっけ、ハイ」
「Ah〜? なんだよ、一体…」

政宗に携帯を渡す。
すると、凜音の声が聞こえてきた。

「先祖おぉぉ! 聞こえてるかぁ?!」
「うわ、うるっさ」
「あのな、1つ言っておく。なんか夢で見たんだけど、彼方に告る夢。彼方は諦めな」

辺りが凍りつく。

「あいつは、他人からの告白をスルーしちまう天才なんだ。まぁ、言っちゃうとその告白は嘘だなってゆー解釈をしちまうから」
「ちょ、待て。話が……」
「んで、好きになってもらいたいんなら、そこにいる奴らも良く聞け。自分の事をアピールしろ。以上!」

あ、それと、と凜音は話を続ける。

「彼方の好きなタイプは甘味を作るのが上手な奴な。幸音の事を考えて、だってさ」

そして会話は途切れる。
まぁ、話を整理するとこうだ。

・俺様は告白を嘘だと思い込むのが天才的だ。
・だから、本気で好きならアピールしまくれ。
・ついでに好きなタイプは、甘味が上手い奴。

俺様、どうなるの?


*****

ちょっと待って?
好きなタイプは、甘味が作れる奴?
じゃぁ、俺有利じゃないの? 旦那のおかげでたくさん作ってるから。
絶対こいつらにだけには、彼方は渡さない!