BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 戦国BASARAでBL「忍、恋愛涙」 ( No.32 )
- 日時: 2010/08/07 14:06
- 名前: 月女神 (ID: kUb2i5Pl)
凜音&小太郎編 第1話
奥州
「政宗様」
「Ah〜? 何だ、小十郎」
政宗は朝稽古で使用していた、木刀を下ろす。
小十郎は、政宗に用件を話す。
「魔王、織田信長の件で甲斐の虎と同盟を組んだ方がよさそうかと」
「〜♪ なかなか良い冗談を言うじゃねぇか」
「冗談じゃありません。本気です」
小十郎の目が本気だ。
政宗は圧倒される。顔が少しだけ強張っている。
「その方が何かと、有利になれるのでは…。それに、彼方殿や幸音殿はかなり強いらしいので」
「OK。話を持ちかけてみよう」
あぁ、それと、と小十郎は話を続ける。
「政宗様にお会いしたいと申される、彼方殿のご友人がいられますが、いかがなさいましょう?」
*****
甲斐
「あー、暇だなぁ。この上なく暇だなぁ」
俺様は、旦那と幸村の旦那がバトルしているところを見ていた。
どっちも互角。流石、旦那。あのモップをブンブンと振り回していて。
幸村の旦那は重そうな2槍を振り回してるし。
「彼方、暇してるの?」
「佐助〜、暇だよう。助けてくれ、遊んで」
たまたま佐助が通りかかった。
ちょうどいい、遊んでもらおうではないか。
「稽古? 良いよ、彼方も忍びだから……手加減なく出来るよ」
「OK! 上等じゃねぇか!」
燃えてきた、燃えてきたぁぁ!
みぃなぁぎぃるぁぁぁぁぁ←オイ
が、その時だった。
「おい、真田幸村とその子孫。邪魔だ」
聞き覚えのある破廉恥VOICE。確かに、目をつむれば良い声なんだけど、なんだけど!
襲われたくはない(汗)
そこには、政宗と小十郎さんと……。あと、凜音と小太郎。
凜音と小太郎。って、えぇぇぇぇぇ?!!
「り、凜音! 小太郎! お前ら、いつの間に?!」
「な、凜音、小太郎! お主ら、ここに来ていたのか!」
「Ha! 園田幸音、相変わらず暑苦しいな」
「うん。そうだね。凜音、失礼だから!」
小太郎が凜音の頭をつかみ、地面に叩きつけた。
そして、小太郎は地面だというのにもかかわらず、土下座をした。
「申し訳ございません、幸音殿。凜音が迷惑をかけました」
「あ、や、あの。凜音が可哀想だから…。彼方! 凜音を治療してやれ!」
旦那が涙目だ。久々に見た、このやりとり。
いつもいつも凜音が旦那をからかい、その度に小太郎が凜音に土下座をさせる。んで、俺様が治療する。
怖いわ、小太郎。
「ハイハイ。凜音ー、平気か?」
「No plobrem。心配はない」
鼻血を流出しながら言うセリフだろうか。
「何しに来た、政宗殿」
「Ah? 同盟組みに来ただけだ。武田のおっさんの所に連れていけ」
そんなことを言ってたんだけど。どういうこと?