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凜音＆小太郎編　第３話

で、長富元千代（凜音の兄貴ｗｗ）が戦国BASARAしかもよりにもよって甲斐に来て同盟組ませちゃった訳だが。
相も変わらずその、頼れる兄貴オーラと言動。感動しちゃうよ。

「で、何で来たんだよ？」
「え？　何でって」

元千代は今までの成り行きを説明してくれた。

夜、釣りをしていたら海に変な船が現れた。
　　↓
なんか面白そうだから泳いでその船に乗った。
　　↓
着いたら眠くなったので、寝て起きたら海のど真ん中で自分と似ている奴がいた。
　　↓
名前、長宗我部元親。

……って、訳で。俺は今、元親の所に居候中」
「ここまでどうやってきた、おい！」

凜音のツッコミが入る。
元千代、相変わらず笑っている。

「え？　馬だけど？」
「乗れたのかよ」
「あぁ、毛利の馬をかっぱらったら日輪ぁぁぁぁって言われたけど、何？　日輪って食えるのか？」

激しい脱力に襲われたよ。
何せ、こいつは他人の物＝俺の物主義。だから毛利の馬をかっぱらってきたのか、平気で。
元千代は動物と仲良くなれる特殊な体質をしていたから馬に乗りこなせたらしい。（本人談）

「でも、何故甲斐にこられたのか？」

幸村の旦那が元千代に訊いた。
あぁ、それ？　と元千代は笑いながら言ったのは短い言葉。


「勘？」


かん、勘ですか？
しかも最後は「？」で終わったって事は分からないのかよ。
曖昧だな、おい。

「まぁまぁ、落ち着こうぜ落ち着こう。それが一番」
「お前はのん気だな、おい！」

もう俺様は疲れたよ。



*****

作者より。

オリキャラ応募ありがとうございます。
まだまだ応募しております。ドンドン送ってください。

次回、新章突入。
前田慶次、ついに突入！　そして、彼方達は京都へと旅立つ。
そこには長宗我部元親と元千代がいて……。
祭りだ祭りだ大騒ぎ。喧嘩やれやれ、やってしまえ。
だと思ったら、まさかの織田軍登場！
一体どうなる！

そして、彼方は本当の気持ちに気付けるか？

ライバル多し。そして恋多し！
命短し、人よ恋せよはまさにこの事！

次回「京都花都編」