BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 戦国BASARAでBL「忍、恋愛涙」 ( No.87 )
- 日時: 2010/08/22 16:53
- 名前: 月女神 (ID: EV6MzidG)
織田逃亡者編 第5話
【覚えておきなさい。猿影彼方は私が迎えに来ます】
明智が言った、台詞。
何? 殺されるの、俺様。
別に良いよ。誰に殺されても、行くところは同じさ。
俺様は、昔からたくさんの人を暗殺して生きていた。だから、地獄に行くだろうね。
死にたい? いえいえ、そんなんじゃないですよ。生温すぎる。
「どうなるんだろうね、俺様」
「何がどうなるんだ?」
政宗がやってきた。
そして、俺様の隣に腰を下ろす。
悲しそうな表情だ。まるで、今すぐにでも死にそうな。
「凜音は無事か?」
「命は取り留めたって話だぜ」
安心しても良いのやら。
「俺のせいだ」
「…政宗?」
「俺のせいで、凜音が傷ついた」
止めてくれ、泣きそうな表情をしないでくれ。
こっちまで泣きそうになる。
「無事だったんだから良かったじゃない。それだけでも、安心したらどう?」
「これは俺の責任だ。不注意だったんだ」
自分を責める、政宗。
あぁ、これは自分か? 自分と似ているな。
昔、旦那を傷つけた時も、こんなに自分を責めた。自分がいけないんだと。
今の政宗は、昔の俺様だ。
「政宗、1つ良い事を教えてやる」
「良い事?」
「あいつ、死にかけるのは2回目だ」
そう、凜音は昔、事故にあったんだ。だから2回目になる。
凜音は昔から悪運が強い奴で、どんなに大きな事故に巻き込まれようと、絶対に死ななかった。
目を覚ました途端、いつものようにけらけらと笑い旦那に喧嘩を売る。
たとえ、その体が傷つこうともあいつは最後まで笑ってるだろうね。
「だから、心配はいらないよ。またいつもみたく喧嘩を売りにくるよ」
その時だった。
「お休み」
声と同時に、政宗が倒れる。
この声、あの時の—————。
「もう時間がないんだ。だから、連れていくよ。彼方」
「お前はっ……」
月夜をバックに銃口を向ける。
黒い瞳じゃない、紅色の瞳には「眠」という文字が浮かび上がっている。
なびく黒髪に惚れてしまいそうだ。
「零っ……!」
そこで、意識が途切れた。
次回、最終章突入!
どうなる彼方。そして、皆は? 凜音は?!
シリアスの中に、ちょっぴりギャグが入った小説でお贈りします。
凜音「OK? 見逃すなよ! Are you ready?」
