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最終話

ここにきて、本当に良かった。

あんたが俺を愛してくれて、俺はあんたを愛していた。

たったそれだけ。

でも、本当に良かったんだ。あんたという、存在に出会えて。

俺は、たまにあんたを愛せる自信がなくなる。消えたらどうしようと、思う。

あんたはそんな俺でも、ちゃんと愛してくれていた。好きでいてくれた。

何度も何度も、

どんな俺でも、好きでいてくれると、言ってくれた。

俺はあんたの前から、消えちゃうかもしれない。

でも。あんたは、俺の前から消えないで。

死ぬ時も、あんたの隣で死なせてくれ。それが、俺の願い。





「愛してるよ、俺様も」






「ありがとう。佐助」






死ぬならば、せめてあなたと一緒に、眠りにつきたい。