BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 戦国BASARAでBL「忍、恋愛涙弐ー猿影彼方は俺の嫁!ー」 ( No.26 )
日時: 2010/09/06 16:39
名前: 月女神 (ID: GlvB0uzl)

戒さん、リクエストありがとうございます!
感激です。頑張ります。

という訳で、早速書きたいです。

【帰ってこい】

*変なタイトルです、しかも話の内容もぶっつけなので変です。
*シリアスです。
*元就(オクラさん)が果てしなくおかしい。
*死ネタ? 入ってるんじゃない?

OKですか? では、どうぞ↓


『元喜、この戦が終わったら決着をつけような!』


何が決着だ。その台詞を言ったのは、先月ではないか。
というか、あのバカ。安芸に顔すらも出さないではないか。
先に言ったのはお前の方だぞ。

「長富め……! 何が決着をつけようぜ、だ。我を一カ月も待たせておいて、何をしているのだ!」

八つ当たりしても、誰もいない。
伊達凜音も、片木小太郎も、猿影彼方も、そして、長富元千代も。
何だか笑えてきた。こういうのは慣れている。
我は日輪の申し子なり。この程度の事で、イライラしてしまうなど…。

「ここにいたのか、元喜」
「……元就」

緑色のオクラハットが太陽に輝いて眩しい。
そう言えば、こいつも長宗我部元親との決着が———。

「長宗我部、並びに長富元千代が行方不明らしいな」
「?!」

行方、不明だと?
あのバカ、我を置いてくたばったら承知しない…。
決着をつけようと言ったのはお前だろう、長富!

「我はそれで、好都合なのだが」
「……、どこへ消えた」
「? 何を言っている、元喜」


「あのバカ共はどこへ消えたか答えろ!」


思ってもいない事をつい、口走ってしまう。
なんて愚かなんだ、我は。あいつの事なんか、気にしないで生きていた。
なのに、なのに何故。

こんなにも、愛しく感じてしまうのだろうか?

「フン、あのバカはそう簡単にはくたばらない」

元就が指先を海の方向へ移す。
その先には、海に浮かぶ厳島の大鳥居がある。下には、

あの、バカの姿が見えた。

「元喜ぃぃ! 決着をつけようぜ!」

まだそんな事を言っているのか。
その台詞を言う前に、我は走り出していた。
そして——

「にーちーりーんんんん!!!!!」
「ゲフッ?! 何すんだよ、元喜。フライングオクラアタックは止めっ……、元喜?」

バカが我を心配そうな顔で覗き込む。
我はいつの間にか、泣いていた。
理由は分からない。ただ、このバカを見て安心したのだろうか。

「お、おい。何泣いてるんだよ。お、俺か?! 俺のせいか?!」
「当たり前だ、責任を取れ」
「せ、責任って言ってもなぁ……。魚、いる?」
「要らぬ」
「おいおい、バッサリ言うじゃねぇかこの野郎。なんとなくムカつくぜ」

あぁ、いつものやり取りだ。
我はこの世界に来てから、おかしくなっている。
人が嫌いで、近付きもなかった。
そして、長富を敵視していたのに…。
いつの間にか、こんなにも愛しい存在になっていた。


「責任って、どう取れば良いんだよ…」
「我と付き合え、長富」
「おう、それならお安い…うぇぇ?! お前、正気か?!」
「当たり前だ。我は日輪の申し子、毛利元喜だぞ」
「いや、意味分からねぇし」


END

どうでしょうか。性描写は書く練習をしています、ハイ。
意味の分からない小説になりましたが、すみません…。
元喜×元千代です。
番外編、その2でまた書きたいです。
ありがとうございました!