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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 戦国BASARAでBL「忍、恋愛涙弐ー猿影彼方は俺の嫁!ー」 ( No.98 )
- 日時: 2010/11/06 20:21
- 名前: 月女神 (ID: GlvB0uzl)
銀猫編 第2話
紅羽ちゃんが、白い猫———— 銀を連れてきた。
可愛いんだけど、可愛いんだけどね。
「そいつをどうにかしてぇぇぇぇ!!!! ひっくしゅ!」
「あれ、どうにか出来ない?」
「出来ない」
猫アレルギーの兄貴をどうにかしてほしい。
ティッシュを片手に、こちらを恨めしそうに見ているんですけど。怖いんですけど。
ともあれ、紅羽ちゃんは銀と一緒にじゃれ合っている。
「銀、楽しそうだね」
「私が飼うの。飼うの!」
「ハイハイ」
駄々っ子みたいに騒ぐ。
もう、良いや。放っておこう。
*****【紅羽視点】
銀は、ころころと畳に背中をすりつけていた。
とても可愛い。
昔の銀を思い出す。
私は、昔猫を飼っていたの。銀って言う名前の、白い猫。
その子は、とても私に似ていたらしい。
っていうか、私は猫か! まぁ、そこは置いておいて。
「銀」
「なぅ?」
銀は、私の方に顔を見せる。そして、首をかしげていた。
頭をなでると、ゴロゴロと喉を鳴らす。
私は、銀に優しくつぶやいた。
「何があっても、あんたを守るからね」
「にゃぁ」
ありがとう、とでも言ってくれたのだろうか。
まぁ、何でも良いや。
私は、この子を守るの。守らなきゃいけないの。
昔の、あの子見たいにならせたくないから。
「絶対、守るから」
そのまま、私は眠ってしまった。
———— 紅羽ちゃん。
ちりん…………。
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