BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

第四話・・・憂鬱と葛藤 ( No.5 )
日時: 2011/07/30 13:59
名前: マッカナポスト (ID: WPFcHUD0)

「拓夢・・・・・!!」
愛おしそうに一言放つと、優大は拓夢を力強く抱きしめた。
一般人から見れば、只の感動の再会なのだが、その抱擁の中には秘めた何かがある気がしてならなかった。

歪み、
狂おしい、
表現できない、あるいは“してはならない”、
その何かが。



拓夢は、その全てを悟り、一言。
「あーあ。久々の再会のノリで抱いたんだろうけど
 さ、反則行為だぜ?……まったく、僕のこと好きになっちゃうぞ・・・?」


優大は、同性愛者___俗に言う【ホモ】の意味を身をもって知る事となった。


あくまでも推測だが(自分の心の中とは案外分からぬものである)。
優大は恥ずかしそうに(あくまでも故意的だが)見つめる彼のことを、
好きになってしまった、のかもしれない。


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         その後


拓夢は何故か毎日工房に来るようになった。
本当に何故か、である。
「優ちゃん、お仲間つれてきた。」




「誰だこいつ」