BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- 第六話・・・輝きを放つもの。 ( No.10 )
- 日時: 2011/07/30 14:45
- 名前: マッカナポスト (ID: 2awtZA.D)
平和な工房で、悲鳴が上がる。
<pm 3:30>
「どどどどうした!!!!」
「優ちゃんに言ってなかったよね、俺らがここに来た理由。それを説明しないとわからない事なのっ!」
「じゃあ早く説明しろ!!!」
早口に進められてゆく会話を、虚はただ呆然と見つめている。
「俺は、メイドだろ?だから、必然的に”追っかけ”が存在する。しかも、俺はいちおー女として活動してるから、変態共がわんさか集まってくる。分かるか?このことの意味がっ!!!」
「??????????????????????」
「優ちゃん……馬鹿?
だ・か・ら!!!!俺がここに来たのは……」
「その変態野郎が追っかけてきたから!」
「そーいうこと!」
速過ぎる会話を、虚は眺めていることしかできなかった。
「むむた〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!」
そう叫びながら、ひとりのデブがド派手な音を立てながら駆けていく。
「ハアハア……やっとみ〜つけ_____」
その言葉を掻き消す様に、拳が彼の頬にめり込む。
「言っておく。こいつは、正真正銘の男だ!親友である俺がその証拠だ。てめえみたいな豚は、とっとと出て行け!!」
余りにも一瞬の惨事に驚いたのだろう。
……優大の男らしい一言で、追っかけは出て行き、ひとまず事件(?)は終わりを告げた。
「優ちゃん、かっこよかった……よ?」
「俺もそう思った」
「そ……そうか?////」
「でもな〜、親友じゃなくて!“恋人”でしょっ?」
「何時の間にそんな設定に……?」
「何か言った?」
「何でもないですっ!!」何故かしゃきっとしてしまった。
不覚。
【おまけ】虚の訴え。
「題名、<メイドと追っかけと職人と“巫女”と>になってるが……俺は女じゃねええええ!!!!お前らには言ってなかったが、俺は霊媒師だっ!」
あ〜あ・・・そんなこといっちゃ駄目だよお、虚。
そんな可愛いこと言うと俺の人気がなくなっちゃうだろ?((黒
……By,拓夢
<注意>巫女としたのは、作者の単ミスではありません。こういうおまけ的なモノが書きたくって、巫女としました。意図的なものです。間違えてんだろ、と思ってしまった方々もいると思います。ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。ご了承の程を、よろしくお願い申し上げます(笑)