BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

第十五話・・・機械仕掛けの狡猾な**** ( No.44 )
日時: 2010/12/19 18:29
名前: マッカナポスト (ID: ujrmNVNs)

_____外はもう日が暮れかかっていた。
灰色の雲を茜色の広大な空が優しく包み込んでいるようで_________
しばらく見つめていると、その茜色の空は紫がかり始め、美しいグラデーションを創りあげている。

拓夢の家に戻り昼寝から目が覚めた優大はうっとりしながら沈みゆく夕陽を眺めていた。


「優ちゃんってロマンチストなんだね」突然拓夢に話しかけられたので、驚いた顔をして優大は振り返る。
「あ、ごめん、起こしちゃった?」さっきまで寝ていた為、拓夢は眩しそうに優大を見つめている。

「ううん、俺もさっき目が覚めたから。優ちゃんも休む為に此処に来たのに・・・・。いろいろ迷惑かけちゃってごめんな・・・。」





「拓夢・・・。今日は昔のお前が見れて_____」
「言わなくても分かってるから。・・・・・ね?」



拓夢は小さい少女のような手で優大の手をそっと握っ
た。






波打つ鼓動がまるで電流のように手から手へ伝っていく。夕暮れの赤が頬の火照りをますます赤くする。




「_______鈍感は・・・・・嫌いじゃない。」
「・・・・・・ばっかやろっ/////」










そう言って優大は拓夢を優しく抱きしめた。






「お前こそ。_______________」






「俺がお前のこと・・・こんなに好きだって事、気づいてたのか?_________________」









拓夢は静かに笑みを浮かべながら、優大に身を預けた。









「もうすぐ・・・・・夜だね_________」