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　テンションやや高めの刻鎖です。……むふふふふ……あ、すんません。調子乗りました((。

　黒紅葉さまから>>10のをアレンジして頂けました!
　うん、……自分の才能の低さにショックを受けました。

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ジャンル【捧げ物・甘甘・食べ物ネタ/オリジナル】
CP【美海×美希】
タイトル【メロンゼリー】



　何となく，甘いものが食べたくなった。
　これといった理由もなく，何故か滑らかで甘く，それでいて爽やかな……ゼリーが，食べたくなった。


　美希は何故か重くだるい身体を持ち上げ，台所へ向かった。


「えーと確かメロンゼリーがあった筈なんだよなあ……」



　半分，壁に寄りかかりながらそんな事を呟き，台所に足を踏み入れた途端，ひくり，と引き攣る表情。
　視線の先には，双子の妹。



「……美海，それ私のメロンゼリー……」
「違うよこれメロンゼリー色のメロンゼリーケースに入ったメロンゼリーテイストな新作プリンだよ」
「うん明らかにメロンゼリーだよね？　すごくきれいな緑色だよね！」
「返さないからねこのスプーンで食べない限り」
「ああ返さなくて良いわ」



　一しきり喋った後，ふうとため息を吐いて美希は美海にくるりと背を向ける。
　そのまま，顔だけ美海に見えるように向けて，言った。



「メロンゼリー，買っといてよ」



　にやりと，意地の悪い笑みだった。





（かしゃん，というスプーンの落ちる音は聞えないフリ）



end