BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: _____灰猫の幻想曲 /FAIRY TAIL長編開始! ( No.123 )
日時: 2010/12/23 20:31
名前: 刻鎖 ◆KokuskA/To (ID: aYwQGfB6)

■きっと私は明日死.ぬ



 ドッペルゲンガー、つったっけな。自分と全くもってそっくりなヤツをみたら、そいつはその日のうちに死.ぬ。……馬鹿馬鹿しい、まず自分と同じ人間がこの世に存在するということ自体おかしい。

 ————と、ついさきほどまで考えていた私。

 何故かって? 土方を消し去る為に、携帯でホラーフラッシュ系なサイトを見ていたわけだ。
 土方の野郎が、私がサボっていることを知ってこの部屋に入ってくる。そのときには私は押入れに中に身を潜め、そのホラーフラッシュ画像なんちゃらかんちゃらの音声だけ入れる……電気はあらかじめ消しておいて。弱った土方の上に山葵でも乗っけておけば——という作戦をたててやる気満々だったわけだが。
 とあるサイトで〝ドッペルゲンガー〟について、記されていたのだ。
 ドッペルゲンガーに会うと死.ぬ。なんていうから興味半分覗いてみたら……あーあ、どっきりでもかなり金が必要だな、こりゃ。

 ……そう思っていたのに。


「……あり?」

 近藤さんが呼ぶから渋々押入れから出てきた。お客がきてる、とかいってにやにやしていた土方にバズーカ一発ぶち込んでやった。
 誰かと思って客間覗いたら—— 私 が い た 。

 バズーカ用意。

 近藤さんに思いっきりツッコまれたが気にしない。ふっ、と呟いてやった。

「ちょっと私の代わりに死ん.でくれやせんk「総ゥゥゥゥゥゥ!!!!?」」

 髪の色は違えど、〝そいつ〟は私と髪型が同じで隊服まで……。
 これってドッペルゲンガーじゃね? ヤバくね? 私明日死.ぬんじゃね?


 * *

 続く!