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　もう1本挑戦!

　* *

■期待はずれ



「みやび、クリスマスプレゼントには何が欲しいの？」
「……ん」

　テレビを見ているみやびに、優（ゆう）は大声で訊いた。

「姉ちゃんうるさい、あと今頃遅い」

　きっぱりとツッコむ妹にへらへら笑うゆう。全く気にしていない、というか話を聞いていなかったかのように。

「んじゃあわたしからみやびにお願いね」
「は？」

　ゆうはみやび以上のサディストだ。
　こういうときに何を要求してくるかわからない。
　みやびもゆうの前ではサディストの本能を出さない、まあ後で泣かされるのがわかってのこおだろうが。

「〝愛してる〟ってわたしに言ってみて」

　悪戯な笑みを浮かべ、ゆうはそうつぶやく。

「…………」



（呆れた）



　* *

　キスとか要求してくると思ったのに、

　何か残念。