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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: _____The wound loses if cured ( No.131 )
- 日時: 2010/12/26 17:12
- 名前: 刻鎖 ◆KokuskA/To (ID: 9yCTBNZC)
* *
「…………」
ルーシィは、下校時刻を過ぎても学校に残っていた。というより、レビィに校内を案内してもらっているだけだったが。
その間、ずっとナツのことを考えていた。レビィの問いかけにも空っぽな返事しかせず、ずっとぼーっとしていた。
「ルーちゃん、さっきから大丈夫?」
はっとわれに返れば少し笑って「何でもないよ」と言う。さすがに〝ナツのことを考えていた〟なんて言ったら、彼に怒鳴られていたレビィはどんな反応を返すか……。
「もう帰ろっか。家は西側なんだけどルーちゃん家はどっち?」
「……東、だよ」
本当は西。だが、1人暮らしということがレビィにバレたら、心配をかけてしまうだろう。レビィがいなくなるまで、近くの公園で暇つぶししていようとベンチに腰を下ろした。
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