BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: _____The wound loses if cured ( No.140 )
日時: 2010/12/27 18:52
名前: 刻鎖 ◆KokuskA/To (ID: 9yCTBNZC)

■気があう2人



「「…………」」


 何分そこにいたことだろう。
 信号はずっと赤のまま。でも、車道のほうは赤だったり青だったり黄だったり。

 神楽は考えていた。
(車道のほうが赤のときに渡りたいアルけど……、何でよりによってこいつがいるネ。警察の目の前で信号無視するほど馬鹿じゃないヨ)

 土方は考えていた。
(あ゛〜、チャイナさっさと渡りやがれこんちきしょー。お前が渡れば俺は追いかけていくことが口実になりここを渡れるんだよ、警察が信号無視するにゃそうするしかねェんだよ)





(( あーあ、早く渡りたい ))


 そのまま2人は30分そこにいましたとさ。




 * *

(・v・)ノ 後日談



「あら、神楽ちゃんどうしたの?」
「姉御っ!? ……この信号全然変わる気配がないアルぅ」
「……あ。神楽ちゃんこの信号、さっき私が壊しちゃったからもう動かないはずよ」
((…………一体何があった(ネ)んだ……?))
「あら、土方さんもごいっしょで? いつくらいからここにいたんですか?」

「「つ、ついさっき……?」」