BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: _____The wound loses if cured ( No.141 )
日時: 2011/02/16 17:52
名前: 刻鎖 ◆KokuskA/To (ID: 9yCTBNZC)

「さーて、ルーシィちゃんだっけ?」
「!?」
 いきなり声をかけらればっと振り返ると、そこにいたのは隣の席だったナツ。怒鳴ろうとしたが、振り返ったとき口を塞がれ声が出せない。
「なァ、ちょっと謝ってくれね?」
 ——「誰があんたなんかに」、そう叫びたい。今すぐもう一発殴りたい。こいつは不良だ、何をしてきてもおかしくない。早く逃げなければ——。ルーシィはきっ、とナツを睨んだ。とにかく〝絶対に謝らない〟という態度をとらなければいけない。
「……生意気」
 ふん、と鼻で笑うと、ナツはルーシィを急に自分に近づけると、ルーシィの首筋に歯を立てた。
(痛……っ)
 〝男は獣〟。ふと、そんな言葉が頭をよぎった。ルーシィはこう見えても結構怪力なほうだったし、さきほどだって不良といわれるナツを殴ったほどだ。だが、今のナツの手はどうしても振り払えない。殴りたい、蹴りたい、今すぐ逃げたい。——それでも、謝る気はなかった。
「そろそろ謝んねェと……」
 不気味に笑うナツに、ルーシィは抵抗をやめない。ナツが舌打ちをし、「どうなっても知らねェぞ」と呟いたそのとき。

「ナツ、お前何してんだ。あ゛?」
 誰か、男の人の声がした。ナツの手が離れた隙に、ルーシィは鞄を持ってナツから距離を置いた。息を荒くしながら。
「……いいとこなんだから来るなよ、グレイ」
 また舌打ちをしてナツはその声の主を睨んだ。グレイ、と呼ばれた男は「先輩をつけろ」とナツに言うと、ルーシィをみて少し微笑んだ。まるで、小さな子供に「大丈夫」と言って落ちつかせるかのように。ルーシィたちと一緒の制服をきていた。なんだか知らないが、「先輩」と言ってることから3年生なんだなと思うと、ルーシィは体の力が抜け、へなへなと地に座り込んだ。



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 編集しました。えと、ちゅーの表現いけないようなんで;