BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: _____The wound loses if cured ( No.167 )
日時: 2011/01/30 10:57
名前: 刻鎖 ◆KokuskA/To (ID: 9yCTBNZC)

「蒼君っ、すごくない? これあたしの手作りだよ!?」

 テーブルにそれをおき、にこにこと侑斗にそれを見せびらかす雅火。雅火の向かいに座る侑斗は、呆れながらただ苦笑。
「なんか……遅くね?」
 そう、〝それ〟はおせち。結構たくさん並んでいる。
 もう1月も終わってしまうというのに、朝食はこれか。
「しょ、しょうがないじゃん! すっかり執筆者が忘れてたんだから!!」
 ま、まあそれもあるのだが。
「…………じゃあいただ「すとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっぷ!!!!」ぐおっ!?」
 ——いただきます、と手を合わせようとした侑斗を、雅火は思い切り蹴った。と、いうかとび蹴りを食らわせた。
 侑斗は小さくうめき声を上げる。

「な、なんだよ」
「なんだよじゃない! これはあたしが作ったの! 蒼君なんかにゃ渡さない!!」
「は!? ちょっとまて! じゃあ俺のは!!?」
「ない」
「おまっ」

 ——いつも喧嘩になるこの2人。
 それでもほのぼのしている雰囲気なのは。


( 喧嘩するほど仲が良い! )