BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: _____噫、嗚呼。 ( No.260 )
日時: 2011/02/18 10:08
名前: 刻鎖 ◆KokuskA/To (ID: 8e2lADcR)

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「おはよー、ルーちゃん」
 教室にはもうレビィはとっくに来ていたようで、手に持った分厚い本は3分の1ページくらい読み終わってしまっていた。訊けば、もう小1時間前についていたとか。
「レビィちゃん早いね。いつもこのくらい?」
 そう尋ねると、レビィはくすり、と笑い、ルーシィから一瞬目線を外したため、視線を追ってみる。
 その先に居たのは赤く長い髪の女の人。楽しそうにレビィは言った。
「朝早く来るとね、本も読めるし、ときどき面白いものも見れちゃったりするのよ」
 ルーシィは首を傾げたが、レビィが赤い髪の女を指差したため、黙って見ていることにした。レビィによると、あの女の人は〝エルザ〟という3年生らしい。勉強もできて運動もできて、クールで格好いい。女子からも男子からもすごい人気があるとか。
 たしかにすごい美人だ。
(でも、なんでそんな人が2年生の教室の前にいるんだろ)