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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【銀魂長編】灰猫の幻想曲【女体化(お通ちゃん?)沖田×神楽】 ( No.75 )
- 日時: 2010/12/19 16:49
- 名前: 刻鎖 ◆4PE6.BwxWY (ID: aYwQGfB6)
▼ペアルック!
「——今日、か……」
グレイは、目が覚めてもしばらくは布団の中で(といってももう剥いでしまっていて布きれひとつかけていないのだが)何かを考えているようないないような……てかただぼーっと空間を見つめていた。
だがしばらくすると「よっ」と起き上がってベットのすぐ横においてあった小さなカレンダーに視線を移す。
そして静かにそう呟くと、またぼーっと空間を見つめ始めた。
……のが今朝の話。
——妖精の尻尾ギルドにて。
「よお」
「……早くねェか?」
いつも通りにギルドの扉を開いたグレイの目にいちばんに映ったものは、リオンだった。
あきれたようにつぶやくグレイに、リオンの隣にいたシェリーがくすくすと小さく笑いながらこういった。
「リオンさま、今日ははりきって早起きしたんですよ。まさに愛……」
そのまんまカウンター近くでレビィたちと話しているルーシィの方に走っていってしまった。
言い逃げというやつであろうか。
「へえ、わざわざ早起きしてくれたんだ?」
「ふん、なにシェリーの寝言を信じている」
「グレイーっ! そろそろ開始だってー!」
「リオンさまー、戻ってきてくださーい」
ルーシィとシェリーの一言で、そんなどうでもいいような会話は強制的に終わる。2人とも彼女たちに軽く返事をして、ギルドのカウンターのほうへと歩き出した。
* *
「さてさて」
ミラがカウンターの奥から手前側にでてきた。
今日はいつものワンピースではなく、長袖長ズボンの珍しい服装。そして手にはハチマキがたくさん入ったおぼんが握られている。なぜか資料のような……紙? も大量に持っていた。
「こっちの赤いはちまきの方は妖精の尻尾のみんなが、こっちの白いはちまきの方は蛇姫の鱗のみんながとってってね」
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