PR
BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 銀魂−沖田受メイン〜【曇天/沖神】うp ( No.177 )
- 日時: 2011/02/10 18:38
- 名前: 祐希 (ID: xJuDA4mk)
さて、保留中のものがあるにもかかわらず、またも短編を書いてしまう僕乙。
許してやって。
リア友が銀月スキーなんだもの←。
まぁ僕も好きだからいいんだけどね!((ヲィ
銀月と沖神、愛してんよ!
——沖田受は至上主義だから←。
ごめんよリア友、やっぱり僕は可愛い沖田が書きたいようです。サーセンorz
* * *
彼奴はわっちに似合わぬ。
彼奴は——とても、美しいから。
彼奴のような美しいものに、わっちのような汚れ者は似合わぬのだ。
——そうだろう?
「銀時…………」
『うるわしきひと』
「——で? お前はどうしたいわけ」
呟いた月詠に、銀時は問うた。
「そのままの意味じゃが」
月詠も、負けじと言い返す。
——このままでは、どちらも幸せになれない。
だって、自分はこんなにも傷だらけなのだから。
あの傷一つないような綺麗な彼奴に、似合うはずがないのだ。
この——……傷だらけの自分が。
「っは、何言ってんの。お前?」
「っだから!」
「傷なんて、ついてねーよ」
「——え……」
傷だらけの身体。
大嫌いな自分。
——好きじゃなかったのに。
「お前のどこに、傷なんてついてんだよ」
嗚呼もう、そんな優しいことを言われたら。
「銀さんは、オメーが好きなんじゃねーよ。——ただな、ほっとけねーってだけ。そんだけだ」
「——……そう、だな」
いつもより饒舌な彼奴に、少しだけ優越感を覚えた。
——これがあの、恋というものか。
のう、銀時。
もう少しだけ、お前の優しさに触れていてもいいか?
おぬしのような『うるわしきひと』には、きっと一生なれそうにもないが。
いつまでも、銀時の側に居れればいい。
——そんな、願望を抱いた。
PR