BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【短編集】 響愛、 【pkmn・オリ】 お題消化 ( No.118 )
- 日時: 2011/01/28 21:23
- 名前: つかの ◆QF5oszRdpY (ID: 1SopHnrT)
久々2727
#...紅茶時間[tea time]
「あ、つなくん、つっくん!」
「つなさんにつーさん!」
「京子ちゃんとハル?お茶会するんだけど、どう?」
「いいですね!」
「私達も手伝うよ、つなくん」
綺麗な色合いの蜂蜜色…亜麻色の髪。
片方はとても可愛らしく、髪は、癖っ毛で長い為、女の子に間違われる。
本人はそれをコンプレックスのように感じており、幻術者とは気が合うという。
名前は、綱吉。とてもシンプルで、少し古風の様にも感じられる。
綱吉はエプロンをして、邪魔な髪を一つに縛り、シュシュで纏める。
「ごめん、綱都。もう一個お皿お願い。
っていうか、あっち出して…、えーっと…」
「ああ、ティースタンドのトレイか」
綱都、と呼ばれたもう片方は、ほぼ同じだが、瞳の色と髪の短さという差。
橙色の瞳の綱都と栗色の瞳の綱吉。
どちらも綺麗な色合いだ。
綱都はまだそう古くもなさそうなティースタンドを二つ取り出し、三段分のトレイをティースタンドがある分だけ出す。
綱吉は飾り付けが終わった四角いショートケーキをトレイに並べる。ショートケーキのみで一段が埋まる。
「うーん、京子ちゃん何作った?」
「抹茶ケーキ。えっとね、ほろ苦くしたんだけど、平気かな?」
「大丈夫!皆食べてくれるよ。
ハルは?」
「チョコレートです!つなさん食べてくれますよね?」
「うん、食べるよ。ね、綱都」
「ああ。食うよ」
そう言葉を交わしながら、一つのティースタンドが埋まる。
上から、ショートケーキ、抹茶ケーキ、チョコレートケーキ。どれも彩が華やかにしてある。
「ハルは、いろんな味のカップケーキです!
あ、ランボちゃんが好きなブドウ味も作りますね、」
「私は、シフォンケーキ。
甘いのと、日本風な味にするね。」
「ハルも京子ちゃんも有難う。
あ、俺はスコーンを作るよ、後、綱都。お皿出しといて」
「?いいけど、スコーンはティースタンドに置くんだろ、?」
そうだよ、と言葉を交わしながらそれぞれの作業へ移る。
——……
「よしっ!後はねー」
フライパンに、チョコペン、トッピングチョコに、ホットケーキミックス。
張り切ってホットケーキを作り始める綱吉に、疑問だけが浮かぶ三人。
かちゃかちゃとミックスを混ぜると、綺麗にフライパンに流し込む。
ほのかに香るホットケーキの匂いが心地良く感じられる。
「よし!ランボの分」と言いながら、可愛らしい皿の上に載せてゆく。
雲雀、骸、獄寺君、山本、お兄さん、クローム、京子ちゃん、ハルと告げ、ホットケーキを載せる。
最後に、綱吉と、綱都。
綺麗に盛りつけられたホットケーキは、ボックスアニマル(ハル、京子には別の可愛らしい物)。
ことことこと、とケーキを並べ終え、上品に紅茶を注ぐ。
——ああ、雲雀は日本茶かな。
なんて考えて、急須に入っていたお茶を淹れる。
「 よし、綱都。皆を呼んでこようか 」
わいわいと喋りあっている彼らに、紅茶時間[Tea Time]と言う。
( 楽しいお茶会を開こう!
——今日、此処イタリアで )