BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re:  お正月企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中!! ( No.109 )
日時: 2011/01/01 00:31
名前: つかの ◆QF5oszRdpY (ID: cmzh4jIc)

お願い事を信じてるふわふわ、子供っぽいリーフと冷めファイア。リメレグリ!
SPレグリと一緒に、初代とリメも泊まり。
トキワジムにて年越し。


#...願い事を言ってみよう

「ファイアファイア、初詣!行こーよ!」
「——初詣?何で?」

TVは、ちょっと前に紅白歌合戦が終わり、カウントダウン、除夜の鐘もついさっき終わったところ。
今は新年に関するTVを放映していて、時折天気予報やニュースが入る。
外はまだ暗く、初詣にはまだ行ける時間帯だ。
マサラタウンは、あまり雪が降らない。
——だが、此処はトキワシティ。
だからといって、降雪量は大して変わらない。シロガネ山からの吹雪でちらちらと、こちらにも降る程度。
その中で、一番強い、過去ポケモンリーグ二位にもなったジムリーダーがいるという、トキワジムに彼等はいた。
丁度正月休みで、マサラから、全員がポケモンリーグ優勝者のレッド等と、祖父がオーキド博士のグリーン等が来ていた。

彼等は大きな炬燵でぐるり、と温まって、少し延び気味の蕎麦を啜っていた。
グリーン家の末っ子、リーフはふとTVを眺め、ファイアに向け、そう発した。
リーフの幼馴染兼ライバル、レッド家の末っ子のファイアは、リーフを見て、TVへと目を向ける。

[只今、フスベ神社へと来ております!ご覧ください!
この人だかり!初詣へと寒さの中足を運んでいる人へ、スープを配っているようです。
話を伺ってみようと思います。——]

ああ、成程。これを見て思ったんだ。
そういえば、アクアも行くって言ってたなぁ。
いつもは言わないのに、なんで言ったんだろ。

「リーフ、どうして行きたいの?」
「願いが叶うって、言ってた。願い、叶えたいじゃん?」
「——そんなの、嘘に決まってんじゃん。」
「 そんなこと言ってると、本当に叶わないんだよ! 」

にぱ、と微笑んでそんなことを言う。
とは言っても、俺は動きたくないけど…。
行こーよ、と腕を引っ張ってくる。
そこへ、蕎麦を食べ終わり、グリーンさんと一つの蜜柑を分けて食べるレッド兄さん。
グリーンさんはすでにうとうとしていた。

「俺等も行こうよ!ねえ、グリーンッ」
「——煩い…寝かせろ、お前らで行って来いよ、」
「やだー。じゃあ俺行かないー」

ぐらぐらと、グリーンさんの体を揺らし、治まったと思えばぽす、とレッド兄さんが膝枕をしていた。
グリーンさんは膝枕をされたことを無視し、すーすーと寝ていた。
あー兄さんと緑さんは、じーっとTVを見ている。

「ねー、行こうよー」
「——んー、いいよ。行こうか、リーフ」

仕方ないよ、リーフにそんなこと言われたら、さ。
パァッと嬉しげに微笑み、うん、と大きく頷くリーフ。
——近い神社って何処だ?
シロガネ山近くのあそこか。シロガネ神社。

「行こう、?」
「うん」

.

ざく、ざく。
シロガネ山付近だから、寒く降雪量もある。
もう音も鳴るほど積もっている。
吐く息も白く、マフラーに手袋も必需品なシロガネ。
ただ、神社はかなりの行列っぷりだ。

「 次の方ー、どうぞー! 」

係員がそう指示する。
ざわざわ、と人々は騒ぐ。
もうそろそろ、屋台。


( どうせ叶わないし )




あけましておめでとうございます!!!
今年も宜しくお願いします、駄文投稿させていただきます、