BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re:  お正月企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中!! ( No.119 )
日時: 2011/01/04 23:30
名前: つかの ◆QF5oszRdpY (ID: .k4fGJqC)

ごしる。風味。どっちもにょた。
男と女は全員性転換。

#...おせちにはもう飽きた

「うー、今日もおせちかー?餅食いてーよー!」
「仕方ないだろ?余るんだから」

年が明けて、駅伝が放映され、ジョウト地方に住む人々…、カントー地方に住む人々もそれを見ているであろう二日目。
寒いが日差しが暖かく、初詣には丁度良い。
大きな神社があるキキョウシティ。
もう一つの大きな神社は、エンジュにある神社だ。大抵初詣と言えば、エンジュかキキョウだ。
そのキキョウの一角にある古風の家。
家にいるのは、同い年の男女が三人。
黒髪に腰まであり、爆発しているといわれがちな前髪と吊り眼気味の金色の瞳が特徴的な女。
赤に毛先が跳ね気味で肩まである髪と銀色の少し目つきの悪い瞳に長い睫毛が特徴的な女。
どちらもモデルと言ってもよいぐらいスタイルが良い。
男も十分、その二人に合う体格だ。
栗色に少しの蒼が入った枝毛気味の髪とポニーテールに結ばれている、青い瞳が特徴的な男。

三人の囲う炬燵の上に、元旦に残ったおせちがずらり、と並んでおり、それだけで小さなおせちができる量はある。
ぬー、と不満げな顔をしながらかまぼこを頬張る、黒髪の女は、そう叫ぶ。
呆れ顔の赤い髪の女は、黒豆を食べつつ、こくんと頷く。
男は不満そうな女にそう言い返す。

「クリスー、あーん。」
「ゴールド?…んむ」
「……どうよ、女に食べさせてもらったんだから、なんかくれ」
「商売お断り。ゴールドが勝手に食わせたから却下。」

ぎゃいのぎゃいの、と騒ぐ黒髪女…、ゴールドと青髪男…、クリス。
それを羨ましそうに見つめる赤髪女。

「ん?シルバーちゃんしてほしいの?
 羨ましそうに見つめちゃってー」
「ち、違…、うわ」
「図星かぁ…。可愛いじゃん。シルバー。」

図星だった、シルバーと呼ばれた女は、ぽふん、という効果音が聞こえそうなぐらい、頬を赤く染める。
によによとシルバーを見つめる二人は、ただの悪魔だとシルバーは思う。

「う、嘘…じゃないから、そんなに見つめないで…くれる、」
「!やっば、ねえクリス。図鑑所有者で一番可愛いのってさ、シルバーっぽくない?」
「ゴールド、発言がブルーさんみたいになってんぞ」
「に、兄さんとゴールドは違うわ、!」

頬を少し赤らませながらそう言うシルバー。
その会話を無視するように、もぐ、と甘い飴を口に含み、シルバーへ近寄るゴールド。

「シルバーちゃん、こっち向いて、ね?」
「……んむ!?」

いわゆる、口移しというものを躊躇いなくやってきたゴールド。
さっきも赤かった頬はさらに赤くなり。

「おせちはもう飽きたから、シルバーちゃんの唇と、飴を、ね」
「ゴールドは、もう少し恥ずかしがりな。」
「十分恥ずかしがってるよ。」

にこ、と微笑むゴールド。少し頬が赤いのに気づくシルバー。見飽きた表情をするクリス。

( おせちはもう飽きたよ、君を頂戴よ! )

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ちょっと口移しが難しいね(’ー’)☆
すいませんでした…、